クリル自然保護区と小クリル列島自然保護区の職員が1月17日から3月6日まで、国後島と色丹島の2つの保護区内で動物の足跡などをカウントする冬季ルート調査を実施した。カウントされた動物のうちクロテンが1,184匹で断トツで、以下キツネ386匹、イイズナ304、ユキウサギ188匹だった。2023年と比べてイイズナが3倍に増加した一方、ユキウサギとキツネが大きく減少している。保安部門の職員7人と科学部門の技術者1名が参加した。保護区の領域では、国後島北部のチャチンスキーセクションの領域(全長-105.1 km)と同南部のアレヒンスキーセクション(全長-81.4 km)にそれぞれ7つのルートが敷設されて…