納涼歌舞伎第一部に続いて、第二部も観劇。相変わらず入りも満員に近い盛況で、気温に負けず劇場内も熱気に溢れていた。一部は通し狂言であったので一狂言のみであったが、この二部は二狂言の上演。落語を元にした笑劇と長く上演が途絶えていた"悪婆"ものの復活狂言と云う対照的な演目が並ぶ狂言立て。殊に『らくだ』は筆者の席の側で観劇していた女性の見物衆が「こんなドタバタ、歌舞伎で初めて観た」と会話していたくらいなので、新しい観客を獲得するには、いい演目選定であったのかもしれない。 幕開きはその『らくだ』。歌舞伎に数多い落語ネタ。落語の歌舞伎化には人情噺系統が多い。芝居と云う性質上まぁそれも当然ではあるのだが、こ…