ワインの質を語る時にしばしば耳にする「テロワール(Terroir)」という言葉がある。これはフランス語で「土地(Terre)」という意味が元だという。 葡萄の栽培環境をアレコレ言う時に「テロワール」がいい、とかイマイチとかいう話になる。つまり、気候や風土、土壌の質・・・もっと広く捉えれば文化や地域性、そこに暮らす人達の気持ちまでもがテロワールという言葉に含まれてくるかもしれない。 使い慣れるとちょっと便利な言葉だと思う。ワガハイも時々、ワインや葡萄と関係ない領域で「テロワール」という言葉を使ってしまうことがある。これ、ワイン好きの人には説明する必要がないが、知らない人には説明しなければならない…