あまりの暑さに小樽の堺町通りを歩くのに、途中の冷房のきいてそうな店に立ち寄り、立ち寄り。そうしないと倒れてしまいそう。かつてニシン漁で栄えた小樽のもう一つのシンボルは、ガラス工芸だろう。堺町通りにもいくつものガラス工芸を扱うお店があるが、歴史においても規模においてもその代表格と言えるのが北一硝子だ。風格ある大きな蔵の三号館はじめ、土産物店、工房、カフェなどが軒を連ねている。 三号館は、明治24年に建てられた木骨石張倉庫で、その中の一部が北一ホールとしてカフェになっている。注文してカウンターで受け取るセルフサービス方式のカフェテラスではあるが、雰囲気、趣は最高。写真だと明るく見えるが、実際はもう…