北村和夫

神保町シアターの《1964年の映画 東京オリンピックがやってきた「あの頃」》という企画で、映画『猟人日記』(1964年、監督：中平康)を鑑賞する。シャンソン歌手としても知られた戸川昌子の同名ミステリー小説をスタイリッシュに映画化。原作者の戸川も出演している。日活映画。白黒映画。なおツルゲーネフとは関係ない。コンサルタントの本田一郎（仲谷昇）は外国人とのハーフに化けて、多くの女性たちをガールハントし、その情事の様子を「猟人日記」に克明に記録していた。ある日、かつてガールハントした女性が殺害される事件が起きる。一郎は偶然かと思いガールハントを重ねていたが、再び以前ガールハントした女性が殺される。さ…

再演 すま けい・ さようなら、そしてこんにちは 幻劇場 ブログ始めて投稿の内容を試行錯誤しながら 入院中の事が強烈に思いだされ10る日々 喪失感の中で すま けい 思い出 思いつくまま 奪われなかったが、望んでもかなわぬもの すまけいの2007年春 その４ 舞台は湧いた！弾んだ！角野卓造、佐藤Ｂ作の官僚コンビのドタバタに、すまけい演じる日本兵の哀愁と迫力が加わり『恥ずかしながらグットバイ』の客席は、世代を越えて大いに笑い、泣いていた。 「俺なんか病気もしているし、卓ちゃんやＢ作の笑いのスピードにはもうついていけない、でもねだったら出来る事をすればいい。ここまで役者やっていれば、身体は利かなく…

1964年 日本 あらすじ 巨匠・成瀬巳喜男監督が高峰秀子、加山雄三の共演で描く傑作メロドラマ。舞台は高度成長期の地方の小さな酒店。結婚して間もなく夫を戦争で亡くした礼子は、嫁ぎ先の店を18年にわたって一人で切り盛りしてきた。義理の弟・幸司は、東京の会社を辞めて実家に戻ったが、酒に溺れ、けんかに明け暮れていた。そんな幸司を礼子はいつもかばい優しく迎えていた。ある日、幸司は、礼子に長年抱いてきた本当の思いを打ちあける…。 乱れる 高峰秀子 Amazon 2024.9.5 NHK BS録画。ためずに見ていこう。白黒。意外とBSシネマで古い“邦画”は珍しい。 製作：藤本真澄 成田巳喜男 * 脚本：松…

再演 すま けい・ さようなら、そしてこんにちは 幻劇場 ブログ始めて投稿の内容を試行錯誤しながら 入院中の事が強烈に思いだされる日々 喪失感の中で すま けい 思い出 思いつくまま 変わりゆく・・・・いとしいとしの すまけいの2006年から2007年へ大先輩の北村和夫さんとがっぷり組ませて頂いた「長屋の花見・らくだ」の公演を楽しく無事終え「フリージア」の映画出演の撮影を終え、暮れから新年に。ＮＡＮＹＡ－ＳＩＨＩＰ企画の清水邦夫さく「いとしいとしのぶーたれ乞食」の稽古に入る。 小屋は‘‘シアター風姿花伝‘‘まだできて新しく、 女優の那須佐代子さんがオーナーの、面白い小空間。気になる作家ではあっ…

再演 すま けい・ さようなら、そしてこんにちは 幻劇場 ブログ始めて投稿の内容を試行錯誤しながら 入院中の事が強烈に思いだされる日々 喪失感の中で すま けい 思い出 思いつくまま これからどんどん・・・ すまけいの2006年秋「天切り松 闇がたり」も楽しく好評で無事終わり第二回ドラマテイック・リーディングの稽古に九月になって入る （写真 若い時の出会いから） 落語の題材。「長屋の花見」「らくだ」 何よりもドラマティックは大先輩の北村和夫氏との掛け合い。 胸を借り、楽しませて頂く。（北村和夫氏はこの公演が？） 何年前だろう。文学座の芝居を観に行った後だろうか？ 弾む表情 ーーーーーーーー 9…

映画『乱れる』は、NHK BSにて2024年9月5日(木)午後1:00～より放映 戦争で夫を亡くした後も嫁ぎ先に長らく留まり、夫の意志を次いで苦労して酒屋をバラックから今の店に復興させた礼子。しかし時代の変わり目に接し、これからの身の振り方を考えざるをえなくなる。そんなある日、突然、義弟から愛を告白され・・・。 ヒロインの礼子を高峰秀子が演じ、兄嫁に当たる彼女に恋心を抱く義弟に加山雄三が扮した成瀬巳喜男晩年の傑作メロドラマ。 高峰の夫である松山善三が脚本を務めた。 目次 映画『乱れる』作品情報 映画『乱れる』あらすじ 映画『乱れる』感想と評価 映画『乱れる』作品情報 （Ｃ）1964 東宝 19…

www.shochiku-tokyu.co.jp「極道の妻たち」シリーズの第9弾となる作品。監督は5作目『新極道の妻たち』(1991)で監督を務めた中島貞夫。 極道界の頂点・坂松組の後継者として有力視される海原と佐渡の抗争に、"北陸の女帝"こと洲崎組の組長・香矢が一枚噛んだことから巻き込まれていく様子が描かれていきます。 極道の跡目争いに巻き込まれた女傑が頂点を目指すという、野心溢れるストーリーが見どころ。岩下志麻が女傑を、かたせ梨乃が男社会に翻弄される女を演じるという展開は、安定した面白さを見せています。 その一方で、極道一家に生まれた若者のロマンスが描かれるなど、これまでのシリーズにはなか…

曇り空で、とても蒸し暑い一日となりました。ジメジメとした湿気は、身体にダメージを与えます‥。 さて、今日は町立図書館に行って、６月３０日（日）から７月６日（土）までの朝日新聞一面コラム「折々のことば」を、まとめ読みしてきました。この一週間で印象に残ったのは、二つの「ことば」でした。 まず、７月５日（金）は、ニコラス・クセノスの「私たちは、豊かさの中から稀少性に満ちた社会を創り出してきたのである。」という「ことば」で、いつものように鷲田清一さんの、次のような解説がありました。 『物資の欠乏や不足を意味する稀少性（スケアシティ）は、 貧しい社会でなく豊かな社会が、市場で商品を回すために生みだしてき…

連続テレビ小説『ちゅらさん』第62話のあらすじは以下の通りです： 第62話「運命の交差点（あじまあ）」 恵里（国仲涼子）は、文也（小橋賢児）との再会に心を躍らせていました。文也は医者を目指しており、恵里も看護師を目指すことに決め、二人は同じ夢に向かって努力することになります。しかし、島田（北村和夫）からは、恵里が看護学校に合格するのは非常に難しいと聞かされます。沖縄の家族も恵里のことを心配しており、文也が約束を覚えているかどうかについても不安を感じていました。真理亜（菅野美穂）は、文也が約束を守るならば何でも言うことを聞くと約束します。恵里は文也に会いに行く決意を固めるのでした。 このエピソー…

連続テレビ小説『ちゅらさん』第60話のあらすじは以下の通りです： 第60話「太陽（てぃだ）、見つけた！」 恵里（国仲涼子）は看護師になる夢を追い続け、過労で倒れた後も勉強を続けます。島田（北村和夫）は恵里の家庭教師として勉強を見てあげることにし、恵達（山田孝之）は恵里のためにバイトを増やすと宣言します。一方、容子（余貴美子）は恵里の状況を知り、沖縄から訪ねてきます。そして、恵尚から現金書留が届き、恵里の学費に充てられることになります。このエピソードは、恵里の夢に向かう決意と、家族や周囲の人々の支援が描かれています。 恵里は北宋総合病院で勉強を続け、そこで偶然、文也（小橋賢児）と再会します。この…

連続テレビ小説『ちゅらさん』第59話のあらすじは以下の通りです： 第59話「太陽（てぃだ）、見つけた！」 恵里（国仲涼子）は、看護師になるという夢を追い続け、島田（北村和夫）から病院の現実を教えられます。島田は、病院が笑顔で退院する人々だけの場所ではなく、死を迎える場所でもあることを説明し、恵里に看護師としての厳しい現実を伝えます。しかし、恵里はめげず、小浜島での和也（遠藤雄弥）や文也（山内秀一）との出会いと別れが自分の夢につながっていると信じています。そして、看護師になりたいという強い気持ちを勝子（田中好子）にも伝え、学費を貯めるためにバイトと受験勉強に励みますが、その過酷な努力が祟り、倒れ…

連続テレビ小説『ちゅらさん』第58話のあらすじは以下の通りです： 第58話「太陽（てぃだ）、見つけた！」 恵里（国仲涼子）は看護師になる夢を追い続け、看護学校への入学を目指しています。彼女の決意は家族にも伝わり、恵文（堺正章）は恵里が沖縄に帰ってくるのではないかと期待を寄せます。しかし、勝子（田中好子）はそんな恵文を呆れ気味に見ています。一方、恵里は夜勤明けの聡子（戸田恵子）と喫茶店で会い、看護師という仕事の厳しさと現実を赤裸々に聞かされます。それでも看護師を続ける理由を尋ねる恵里に、聡子は「喜び」があるからだと答えます。その後、恵里は公園で島田（北村和夫）と会い、夢を見つけられたのは島田のお…

連続テレビ小説『ちゅらさん』第56話のあらすじは以下の通りです： 第56話「太陽（てぃだ）、見つけた！」 島田大心（北村和夫）は、恵里（国仲涼子）の献身的な看護に感謝しながらも、自分にはもう構わないでほしいと伝えます。恵里は島田の願いを理解できずに戸惑います。一方、看護師の聡子（戸田恵子）から、病院で無関係の人間がうろつくのは良くないと注意され、看護師になることを決意します。一風館に戻ると、みづえ（丹阿弥谷津子）たちは島田を食事会に参加させようと作戦会議をしており、恵里はみんなに看護師になると宣言します。 恵里は病院での日々を通じて、看護師たちが退院する子どもを笑顔で見送る姿に心を打たれ、看護…