北海道で生活する住人、あるいは北海道出身者のこと。
『日本書紀』の時代から本州との交易が行われ、人の行き来が存在したとされている。明治維新以前にも、土着のアイヌ民族のほか、農村の飢餓から逃れてきた人、出稼ぎ漁民、流刑で送られた罪人など様々な日本人がいた。明治になると開拓使が置かれ、廃藩置県で禄を失った士族や旧佐幕派の士族などが本格的に移住しはじめ、明治政府によって屯田兵村も設置された。ただし、これらの住人の殆んどは後からやってきた和人(シャモ)であり、アイヌの地を収奪・侵略したり武力で弾圧して北海道民になったことを忘れてはならない。また、鉄道労働者・炭坑労働者として囚人や朝鮮人、離農者が北海道に渡り、タコ労働などを強いられたこともあった。
北海道出身を参照のこと。