北海道駒ヶ岳は、北海道茅部郡鹿部町、森町、亀田郡七飯町にまたがる活火山。蝦夷駒ヶ岳、渡島駒ヶ岳、渡島富士とも呼ばれる。
標高1,131m。
「常時観測火山」に指定されている。
約10万年前より以前に活動を開始した安山岩質の成層火山である。 約4万年前までに溶岩や火砕物を噴出し、円錐形の成層火山を形成した。
その後、3回の噴火活動期が認められ、複数回の山体崩壊と爆発的噴火を繰り返している。
現山頂部には西の剣ヶ峯、北の砂原岳、南の馬の背・隅田盛で囲まれた直径約2kmの火口原がある。
この火口原内には、数個の小火口があり、1942年噴火では、昭和4年火口を通って長さ約1.6kmの割れ目が生じた。1996年の噴火では昭和4年火口の南側に長さ約200mの火口列が生じている。