⛰️ 大雪山系の活火山・十勝岳、その荒ぶる魅力に翻弄された話 「北海道の中央部にあるけど、富良野や美瑛の景色に見とれている場合じゃない!真の大自然の王者は十勝岳な気がしてきた…!」──そう呟いた瞬間、私はもう戻れなかった。 標高2,077m、火口の荒々しい山肌、亜寒帯針葉樹の緑、そして森林限界を超えたアルペンムード満載の稜線。2000mそこそこなのに、この山の迫力は北アルプス顔負け。噴煙を上げる火口を横目に歩けば、「火山の威厳とはこういうことか」と笑いながらも少しビビる。 私は転勤族ランナー。全国を飛び回る日々でも、山への愛は変わらない。十勝岳に初めて挑んだ日、登山口から山頂までの標高差約1,…