西洋クラッシク音楽では、ピッチ(音の高さ)は近年上がり気味だと聞いたことがあったけど、そもそも長い間あまり安定してなかったらしいです。 note.com最初のほうに、東洋音楽の事情にも触れていて、律管(音の基準を決める管楽器)の長さで基準ピッチが規定されていたと書いてある。しかし正史の律暦志や楽志の記述は、国家の儀式で使う音楽のことであって、民間や仏教寺院の音楽は話が別です。また公的な音楽にあっても、律書での規定と実際のチューニングには、多少の違いがあった可能性があります*1。それでも、明瞭な規定が全くなかった欧州に比べたら、きちんと規定されてたといえるんでしょう。でも、そもそも中国で律管の長…