11月9日、39番札所延光寺に参拝したのち、宿毛市街を経て国境の松尾峠へ向かう。 徳島・高知県境の古目峠のところでも取り上げたが、江戸時代土佐藩は国境の峠で厳しい監視をしていたという。この松尾峠も土佐と伊予を結ぶ重要な道だったから、土佐藩は「松尾坂口番所」で遍路や旅人を取り締まっていた。 古目峠にふれた記事はこちら kohanatoharu.hatenablog.com 遍路用地図では、宿毛からの峠道は斜面をじわじわ登っていく道のように見えたが、実は幾つもの尾根を越えては下るの繰り返し。「松尾坂口番所跡」を過ぎた所で強烈な急坂が待ち構えていた(上図)。 遍路の通った古目峠と松尾峠。国境の険しい…