千葉競輪場は、千葉県千葉市中央区にある競輪場である。
所有者、主催は千葉市、運営管理は日本写真判定が受託している。
1949年8月31日に開設した。
バンクは1周500m。
車券売り上げは1995年度の約652億円から、2016年度には約114億円まで減少。入場者数も2012年度の8万8740人から2016年には5万3355人まで落ち込んだ。
こうした経営悪化により、千葉市は競輪事業の廃止を検討していたが、2017年9月13日、自転車競技の国際規格を採用した多目的競技場に建て替えた上で、本格的に事業継続に取り組む方針を明らかにした。
計画では、現施設でのレース開催は2017年年12月で終了。場外車券販売は継続しつつ、2018年2、3月ごろに解体を始める。
建て替え後は、国際規格に合わせた木製の250mに変更し、ドーム型の屋内施設とする。2020年の完成をめざしており、完成すれば、国際規格に対応した競輪場は、国内では伊豆ベロドローム(静岡県伊豆市)に次いで2例目になる。
公営ギャンブルを管轄する経済産業省は現在、250mトラックの競輪事業を認めていないが、競輪関係団体がレースへの導入に向けた動きをみせている。国際規格を導入することで、競輪以外の自転車競技の開催や練習場としての活用が見込まれるほか、新施設ではフットサルなどさまざまな競技にも対応でき、敷地内には市民体育館や武道場も新設する予定。