ミステリ評論家。著作に「怪奇・幻想ミステリ150選」「水面の星座 水底の宝石」。
1970年北海道生まれ、立教大学卒業。 1995年「終わらない伝言ゲーム――ゴシック・ミステリの系譜」で第二回創元推理評論賞を受賞。 2004年「水面の星座 水底の宝石」で第四回本格ミステリ大賞評論・研究部門を受賞。
最近、読む本に偏りが出てきているなあと思っていました。 どうしたものかと考えていたところ、9年前に購入したブックガイドの存在を思い出した! それがこちら↓ 2014年に発行された千街晶之さんのブックガイドです。 そうだ、これをもとに、いろんな作家さんの本を読んでみればいいじゃないかー、と思いつきました。 しかし、ミステリー好きのくせに怖がりなので、エグイもの、スプラッタなもの、あまりに怖すぎて精神的に侵食されそうなものは除く😓 その条件に加えて、なるべくAmazon Unlimitedで読める作家さんのもの。 さっそく、目次をもとにAmazonを検索してみたところ…… なぜなんだ、というくらい…
昨日9月20日に彼岸を迎え、我が家の庭では、例年より遅れたとは云え、ヒガンバナがやうやく茎を伸ばして来ました。そんな中、図書館より予約した本が入庫したとの入電があって、受け取りに行って来ました。1冊目はこれ、 ミステリー評論家の千街晶之氏が、ミステリーが映画化されると、どのやうな改変が行われたのかを、細部に渡って考察されてはります。私も時々、ミステリー映画を観てて、原作と全然ちゃうやん、と思ったりします。 上に本の内容が紹介されているのですが、気になったのは、目下、某局の朝ドラで主人公の妻を演じてはる、浜辺美波嬢の出演作が2つも紹介されている事です。ひょっとしたら、千街氏、浜辺美波嬢のファンだ…
記事の内容 この記事では、 ジェリーフィッシュは凍らない という小説を紹介します。 近年の日本ミステリにおいて、傑作だと評判の作品です。 しかも、そのジャンルは、 「そして誰もいなくなった」 系です。 ある閉鎖空間で、全員が他殺遺体となって発見されてしまうのです。 当然、犯人はどこに消えたのか? という謎が浮かびます。 ミステリ好きならぜひ読んで欲しい一作です。 ネタバレありで感想をまとめます。 記事の内容 あらすじ ジェリーフィッシュは凍らない ネタバレ無し感想 ネタバレあり感想 関連記事 あらすじ ジェリーフィッシュは凍らない 小型飛行船で起こる、連続殺人の驚愕の真相!21世紀の『そして誰…
著者 芦沢 央 kindle 225ページ 発売日 2021/6/24 読み終えるのにかかった時間 2時間 「神楽坂を舞台に怪談を書きませんか」突然の依頼に、作家の〈私〉は驚愕する。忘れたいと封印し続けていた痛ましい喪失は、まさにその土地で起こったのだ。私は迷いながらも、真実を知るために過去の体験を執筆するが……。謎と恐怖が絡み合い、驚愕の結末を更新しながら、直視できない真相へと疾走する。読み終えたとき、怪異はもはや、他人事ではない――。(解説・千街晶之) 引用:Amazon 読書はじめてから初の「ホラー」です。 季節的にいいかなぁと思って読んでみました。 オカルトが好きとか信じてるとか見える…
2023年、BBCが大きな問題として取り上げて大きな問題となったけれど、そこまでにこの話題はどのように育ってきたのか気になって整理してみました。BBCは2019年にも報道していたが、その時は完全にもみ消された形になった模様。その後、氏が亡くなったのを機に再度話題となり、2023年再度BBCが取り上げ、それがもみ消されつつもやっと問題として報道されていくさまが見れた。 2019/7/10 ジャニー喜多川氏の「泡風呂の儀式」「頬にキス」……オモチャにされた「15歳」が語る真実(2018/08/29 21:00)|サイゾーウーマン 2019/7/11 報道されないジャニー喜多川の未成年に対する性的虐…
予定を変更して東野圭吾の「腐敗した」という感想しか思い浮かばない邪悪なミステリ『レイクサイド』(文春文庫)をぶっ叩くことにした。私は『容疑者Xの献身』(文春文庫)を読んで以来東野圭吾が大嫌いだが、たまに東野を批判するためだけに東野の小説を読むことがある。本作はその中でも久しぶりの「大当たり」だった。 以下、もちろんネタバレを含む。 本作は東野作品の中では知られていないと思われるが、2006年に文春文庫入りして今も絶版にならずに生き残っている。 文春文庫には私が嫌ってやまない前述の『容疑者Xの献身』を含む「ガリレオシリーズ」が収められているが、このシリーズには腹が立つ作品が多い。一番嫌いなのはも…
[日記]ほぼ一年 あの日からほぼ一年。正確にはあと4日。それでも休みに合わせると今日になる。「もう」なのか「まだ」なのか自分でも分からないけれど、一応仮に一区切り。「ほぼ」だけど。 さて次は盆か… [日記]朝~夜 7時頃起床。 朝食後、もそこそこに団子こねたり色々準備。 三々五々客も来て、お坊さんもお出でになって式典。 その後移動して会食。例によってうまいコメントもできなかったが、まあわるくなかったと思うことにしよう。 とりあえず疲れた… [由無し言]今日の由無し言 ニトリ、全社員の8割にIT国家資格「ITパスポート」取得要求 あのくらいの資格なら腕試しがてらにいいのかもしれない。どこで役に立…
1936年のロンドン。心理学者のリーズ博士が密室状態の書斎で殺害された。殺される直前に訪問した男。消えた凶器。熱心に通った3人の患者に注目が集まる中、予断なく第2の殺人事件が起こる。元奇術師の探偵ジョセフ・スペクターが不可能犯罪に挑む。 ポケミスでイギリス発の新本格調、袋とじでもあって読んでみた。作風からコリン・デクスターのような印象もあれば、トリックは初期の赤川次郎っぽくて、貪り読んだ中学生の夏休みを思い出した。千街晶之の袋とじ本の解説がめちゃくちゃ面白い。もったいなくてヨギガンジーを読んでいなかった……。 死と奇術師 (ハヤカワ・ミステリ) 作者:トム ミード 早川書房 Amazon
36.『非実在探偵小説研究会~Airmys~』25号(エアミステリ研究会) →お題競作「国名シリーズ」、二〇二二年度エアミス研ミステリランキング、ミニ企画「京極夏彦デビュー三十周年記念 ショート・ショート競作」、【和翠の図書館】第六回「ノンフィクション」、松井和翠=千街晶之 往復書簡~ミステリとノンフィクションの交叉光線~。
ヤマザキ春のパンまつりアオサキ夏のミステリまつり — タリホー@ホンミス島 (@sshorii10281) 2023年5月10日 ※タイトルの「アオサキ夏のミステリまつり」は「ヤマザキ春のパンまつり」を勝手にもじったものです。 さて、もうビックリしましたよ。10日の朝目が覚めてTwitterを開いたら「ノキドアドラマ化」の報が飛び込んできて、声は出さなかったけど身体の体温が0.5度くらい上昇したんじゃないかな。 ◤◢◤◢◤◢◤◢◤◢◤◢◤◢⁰ #ノッキンオン・ロックドドア最強ダブル探偵が誕生🚪◤◢◤◢◤◢◤◢◤◢◤◢◤◢#松村北斗× #西畑大吾 W主演!⚠️不可能(HOW)専門探偵⚠️不可解(…
死と奇術師 (ハヤカワ・ミステリ) 作者:トム ミード 早川書房 Amazon 一九三六年、ロンドン。高名な心理学者アンルセム・リーズ博士が自宅の書斎で殺された。現場は完全な密室状態。手掛かりも、犯人の目撃者も、凶器もなかった。この不可解な事件の捜査を依頼された元奇術師の私立探偵ジョセフ・スペクターは、容疑者である博士の患者たちに翻弄されながら、彼が隠していた秘密へ近づいていく。だが、不可能犯罪と奇術は紙一重だと語るスペクターの前に、再び奇妙な密室殺人事件がおこり……。精緻なロジックと、魅力的な謎で読者に挑戦する、本格謎解きミステリの傑作。(粗筋紹介より引用) 2022年、イギリスで発表。20…
木江恭著。双葉社。 SNS上の企画「あなたの身に起きた〝鬼〟のエピソードを教えてください」に寄せられた三つの事件。 投稿者あるいは関係者三名の前に現れたのは、ひとりの男だった。桧山は「推理ゲーム」と称して隠された真相を暴いていく。 秘密にしていたことが知られたとき、すがっていたものが壊れた瞬間、優位だと思っていた自らの立場が危うくなったときの表情が見たい――桧山の真の目的はそれだった。(紹介文引用) 初めての作家さん。たまたまネット見てたら千街晶之さんのオススメでこの本が出てきたので気まぐれで読んでみた。薄いし読みやすいし、私からもオススメかも? フリーライターの霧島がSNSで募集した企画は「…
ウチが再販分全部買い取って売り切ってやるって言ってんだよ! https://twitter.com/sow_LIBRA11/status/1637991786638614528 批判相次ぐ書籍「ゲームの歴史」、オンラインストアから姿を消す Amazon、紀伊国屋書店などで https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2303/22/news125.html 【表現の自由?】たとえどんなひどい本であっても回収・絶版になるのは否定すべきか、それとも…… https://togetter.com/li/2106292 篠崎愛「殺害予告」で写真集発売記念イベント中止…
3/01 川瀬七緒「四日間家族」KADOKAWA/ISBN: 9784041134504*1 3/01 古川真人「ギフトライフ」新潮社/ISBN: 9784103507437*2 3/01 小野寺S一貴「うしろのおしず 龍と姥神」扶桑社/ISBN: 9784594094133*3 3/01 阿川佐和子「母の味、だいたい伝授」新潮社/ISBN: 9784104655236*4 3/01 ベルンハルト・シュリンク「別れの色彩」新潮クレスト・ブックス/ISBN: 9784105901868*5 3/01 チョ・ナムジュ「私たちが記したもの」筑摩書房/ISBN: 9784480832191*6 3/0…