テサロニケの手紙は、パウロが、テサロニケのクリスチャンを励ますために書かれたものです。艱難期前携挙説によると、信者が天に引き挙げられたあとに不法の人(反キリスト)が到来することになっています。しかし、艱難の前に天に引き挙げげられるという信仰があるなら、なぜ天に挙げられた後に起こるはずの事を、テサロニケのクリスチャンに手紙で知らせているのでしょうか? Ⅱテサロニケ2章には、不法の人(反キリスト)が神殿にどのように現れる状況について詳しく説明し、気をつけるように警告を発しています。不法の人が現れる前に天に挙げられるなら、どうしてこの忠告をわざわざする必要があるのでしょうか? Ⅱテサロニケ2:1-1…