卒業式後のぐだぐだ生活 まんじりと過ごした日々 高校の卒業式を終え、大学受験は全敗に終わり、予備校への入学が決定していた1984年3月下旬。大学への再挑戦は決めていたものの、この先どうなるかわからないという不安も感じていた。4月になれば、予備校が始まり勉強漬けの毎日になるだろう。漠然としたプレッシャーから逃れるような日々を送っていた。 映画館は3ヵ月ぶりに訪れた後、2週間で計4回行っている。 高校を訪れ、お世話になったお礼や進路相談もした。そういうのは苦手なのだが、まんじりとした時期だっただけに、何かせずにいられなかったのだと思う。行動も普通ではなかった。高校に行くなら通学と同じように自転車で…