思い出してみれば私はいつの年齢でも、独りで自分のしたいことをするのが好きな子供だった。それが楽しくもあり幸せだったのである。 でも世の大人は、子どもが独りでいるのを許してくれないのである。 大勢でワイワイやってないと「なんで?」と言われるのである。 なぜだか「寂しい子」扱されるのである。 昭和の時代は特にそうだった。 この「友達100人問題」に、私は生涯において苦しめられた気がする。 幼稚園の頃は保護者面談の度に「サルサルちゃん(私)は、いつも独りで遊んでます…」と注意を受けていたらしい。不安になった母から、何かと嫌味を言われたのを覚えている。 帰宅後に遊ぶ友達はいた。でも学校では独りでいたか…