スリランカの次の行き先にインドを選んだ理由は、日本人にとって異文化の代表のように語られる地を経験してみたかったこと。そして同じぐらい重要な理由として、Pamban橋を訪れてみたかったということがある。 動く巨大構造物(例えば、運河エレベーター)に興味を示し、その機構に感心するのは万人共通だと思うが、私の場合は可動橋に格別のカッコ良さを感じる。そして、日本国内のみならず、海外に出かけた折にも出来る限りその姿を撮影してきた。 南インドにあるPamban橋はインド半島と、ヒンドゥー教の聖地のあるラメスワラムを結んでいる。その特徴は、可動部分を有していること、全長2kmにわたって列車が海上を走ることに…