単純接触効果

皆さん、こんにちは。本ブログは行動経済学を実際のビジネスに適用していくことを主目的としています。 行動経済学の理論を中心に、行動心理学や認知心理学などの要素も交え、ビジネスの様々なシーンやプロセス、フレームワークに適用し、実践に役立てていきたいと思っています。 最近、BtoBの老舗IT企業によるテレビCM活用が目立ち始めているという記事を目にしました。 www.nikkei.com テレビCMは、もともとBtoC（企業対消費者）やマスマーケットに訴求するための広告手法として広く利用されてきました。日用品や家電など、広範な層に向けて製品の魅力を伝え、一気に多くの消費者の関心を引くことを目的として…

暑い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。さて、今回は「単純接触効果」についてお伝えします。いきなり難しそうな言葉が出てきましたね。眠くなりそうなそこのあなた、もう10分だけ我慢してください。 「単純接触効果」とは接触、つまり会う回数が増えるほど、その相手に対しての親しみや好感度が増加する効果です。1968年にロバート=ザイアンスというアメリカの心理学者によって提唱され、ビジネスにも活用されています。 これを婚活に置き換えると、気になる相手を見つけたらとにかく会う回数を増やすことが重要となります。では、まずその相手を探すにはどうすれば良いか。最も身近なのは職場でしょう。しかし、昨今は下手に…

「好きな人を振り向かせる！単純接触効果の恋愛テクニック7選」 単純接触効果とは、同じ人と繰り返し会うと、興味がなかった相手でも、自然と相手に好意を持つようになるという心理効果です。 「好きな人を振り向かせる方法」 1. 挨拶の回数を少し増やす毎日の『おはよう』で親しみを感じてもらおう！2. 短い時間でも会う短い時間でも頻繁に会うことが大切3. 表情の変化を見せる真顔から笑顔への変化でドキッとさせる 4. 清潔感を意識するいつでも清潔感を保って！ 5. ものの貸し借りをする」小さな頼みごとで親近感をUP！ 6. 人の噂を使う友人の力を借りて好意を伝える 7. おいしいものを一緒に食べる美味しい食…

大谷選手の結婚がニュースになっています。お相手は誰だかわかりませんでしたね。バドミントン選手だとかバレー選手だとかいう噂もありますが謎のままです。恋をして結婚されたんでしょうがこの恋人になるにも単純接触効果と言うものが効果があるそうです。森見登美彦さんの小説「恋は短し歩けよ乙女」の映画で出てきますが「なかめ作戦」と言うのがまさにそれでなるべく彼女の目に留まるというのが単純接触効果ですね。彼女に出来るだけ会うようにして自分の存在感をアピールする。大事です。 さて恋の話はどうでもいいんですが単純接触効果というのは会社の集客でも必要になってくるようです。起業したての会社は認知度０なので誰も知らない。…

2010年頃だっただろうか、マーケティングではなく、認知科学系の研究者の方と話していて、 "我々は「以前見たのと同じもの」だと認知されていて、かつ、よく見ると以前見たときから少し変化しているものを、より情報処理しやすい傾向がある」という研究があるんですよ" という話を聞いたと記憶している。 そして、その話を聞いたときに、広告のクリエイティブの世界で効果的なアプローチとして知られている「ドラマ風CM」のメカニズムが語られていると感じたことも記憶している。 ちなみに嶋村（2008）「新しい広告」に紹介されているビデオリサーチが実施した調査では、「ドラマ風」が、個人GRPあたりのCM認知率が1500…

ザイアンス効果とは、同じ人や物に接する回数が増えるほど、その対象に対して好印象を持つようになる効果のことです。別名「単純接触効果」とも呼ばれます。 ザイアンス効果は、1968年にアメリカの心理学者ロバート・ザイアンスによって提唱されました。ザイアンス氏は、被験者に無作為にランダムな文字を繰り返し見せたところ、被験者は最初は見慣れない文字に対して好印象を持たなかったものの、繰り返し見せられるうちに好印象を持つようになったことを明らかにしました。 ザイアンス効果は、人や物だけでなく、ブランドや商品、サービスなどにも適用できます。例えば、ある商品を何度も広告で見かけたり、実際に使用したりすると、その…

ロバート・ザイアンスは、1923年11月23日にポーランドのウッチで生まれ、2008年12月3日にアメリカ合衆国カリフォルニア州パロアルトで亡くなった社会心理学者です。彼は、社会的促進、単純接触効果、熟知の原則など、多くの心理学的な概念を提唱した人物として知られています。 ザイアンスは、1940年にワルシャワ大学を卒業し、1946年にアメリカに移住しました。1950年にコロンビア大学で博士号を取得し、その後はオハイオ州立大学、ミシガン大学、カリフォルニア大学バークレー校などで教鞭をとりました。 ザイアンスが提唱した「単純接触効果」とは、ある対象と接触する機会が増えるほど、その対象に対する好意や…