『公の時代』 卯城竜太(Chim↑Pom) 松田 修 https://amzn.to/3WIgApZ 「公の時代」。タイトルが硬い。内容の説明にもなっている長いサブタイトルも、難しく感じる。だけど、ちょっと読み始めると、ダウンタウンの漫才が、“チンピラの立ち話”と言われたという伝説があるが、そのニュアンスと近い会話に思えてくる。 卯城竜太(うしろ・りゅうた)と松田修(まつだ・おさむ)。 2人のアーティストが、かなり率直に話し合っていて、ただ、そのフランクさと裏腹に、今の時代の表現の自由に関しても、実は本質的に話をしているから、様々なことへの洞察力の鋭さも感じる。それは、2人とも切実に作品を制作…