スマナサーラ長老「苦は幸福の面を被る」より引用させていただきます。 ……………………一体楽しみというのは、何なのでしょうか。それは、生命にかけている罠なのです。ロバの前にぶら下がっているニンジンなのです。人はどこまででも楽しみを追うのです。しかし満足するということは、一度も無いのです。いくらかの楽しみが手に入っても、すぐ飽きちゃうのです。もっと良い楽しみがほしくなるのです。苦しんでいる人は、楽しみたいと悩んでいる。楽しんでいる人は、もっと良い楽しみがほしいと悩んでいる。 お釈迦さまは欲の楽しみは、火に喩えているのです。 火にいくら燃料を与えても、満足して消えることはないのです。 燃えれば燃える…