第一部では「インプロ=即興劇=ジョンストンのゲーム」という誤解を整理し、本来俳優が必要とする即興とは「思考を介さないアクションとリアクション」であることを確認した。 今回は、キース・ジョンストンの代表的なゲーム を具体的に取り上げながら、その構造がどのように「思考」を前提としているのかを明らかにしていこう。 ・「Yes, and(イエス・アンド)」――発想の連鎖ゲーム 最も有名なインプロゲームが「Yes, and」だ。相手の発言を必ず受け入れ(Yes)、さらに自分のアイデアを加える(And)ことで物語を発展させていく。 例: A「私は火星から来た」 B「Yes, and あなたの乗ってきた宇宙…