発電所の一つ。原子炉内で核分裂を起こし、それによって発生する熱で蒸気を発生させ、その蒸気でタービンを回転させる事によりそれに繋がれた発電機で電気エネルギーを生む。
核分裂反応自体からは温室効果ガスは発生しないため、温暖化防止のために火力発電削減し、原子力発電所を建設しようとする動きが世界でも近年浮上してきている。
再処理核燃料などの核燃料サイクル、MOX燃料を利用したプルサーマル計画などが進んでいる。国際熱核融合実験炉(ITER)の六ヶ所村設置にも名乗りを上げたが、欧州への設置が決まった。
日本では1970年代に建設が本格化した。原発の寿命は40年程であり2010年には原子力発電所の解体と処分の問題が課題となる。
NIMBYとしての性格を持つ原子力発電所は過疎地域等に立地。大都市中心では受忍限度を超えても、過疎地では受忍限度内として、二重基準で処理されている。
この問題を取り上げた映画として「東京原発」がある。
新エネルギーの予算の2/3近くが原子力である。これはフランスの新エネルギーの全予算の額並であり、極端に原子力に偏っている。
雑多な新エネルギーやバイオメタノールやバイオエタノールなどへの予算の少なさとは、あまりにもギャップが有りすぎるとの批判も。