作家、インディペンデントキュレーター。1962年7月14日生まれ。 mahaの名でケータイ小説も執筆している。 関西学院大学文学部、早稲田大学第二文学部卒。 伊藤忠商事株式会社、森ビル森美術館設立準備室、ニューヨーク近代美術館勤務を経て独立。「カフーを待ちわびて」で第一回日本ラブストーリー大賞受賞。 2012年、「楽園のカンヴァス」で第25回山本周五郎賞受賞。第147回直木賞候補になっている。
楽園のカンヴァス
カフーを待ちわびて (宝島社文庫)
原田マハ公式ウェブサイト マハの展示室
板上に咲く原田マハ幻冬舎2024年3月5日 第一刷発行MUNAKATA: Beyond Van Gogh*本作は史実に基づいたフィクションです。 原田マハさんの新刊。 棟方志功(むなかたしこう)の物語。マハさんのお得意分野、画家の人生ノベライズ。棟方志功と言えば、あのごつごつとした版画のおじさん、、、っていう位で、作品は好きだけれど、特にどんな人なのかを興味を持ったことが無く、他に類を見ない作家さんではあるけれど、私にとっては昔のすごい芸術家、ってくらいな知識だった。装丁をみれば、すぐにわかる。あ、棟方志功。結構、好き。 ページをめくると、いきなり目に入るのは、草野心平〈わだばゴッホになる〉抄…
さて、、、『さいはての彼女』ナギちゃんのもう一つ能力は? なんだと思う?? 原田マハさんの『さいはての彼女』を読んだという英語の先生が、 「What is ナギチャン's second 能力?」って、訊いてきた。 彼は、 ”They didn’t tell.That’s annoying!!”って。 私が大好きな本だよ、といって薦めておきながら、訊かれて答えられなかった。。。 え~~?そこまで覚えてないよ。。。 けど、笑っちゃった。さすが、若者だ。答えが欲しいんだね。 ってことで、再び、原田マハの『さいはての彼女』をよんでみた。短編集の中の1作目。 megureca.hatenablog.co…
リボルバー (幻冬舎文庫) 作者:原田マハ 幻冬舎 Amazon パリの小さなオークションハウスに持ち込まれた赤錆まみれのリボルバー ゴッホを死に至らしめたと語られるその拳銃の謎を追う ゴッホとゴーギャンの互いの才能への驚嘆嫉妬そして破滅的個性のぶつかり合い そしてゴッホの死の真相は?
原田マハさんの「キネマの神様~ディレクターズ・カット~」を読みました。涙なみだでした。コロナ禍であったればこそ、原田マハさんは再度執筆されたんだと・・。 ■映画 お父さんに映画館を連れていってもらった、子供の映画じゃなくて大人の映画を観 せてもらった。それが嬉しくて仕方がなかった。 それから歩は折々にゴウに連れられて映画館へ出かけていった。ロマンス、冒険、 サスペンス、ホラー、何でも観た。ちょっと際どいシーンがある映画でも、ゴウは平 気で娘を納得した。少女の歩は胸をドキドキさせたものだが、大人になってから、あ あいうのがよかったんだとつくづく思う。清濁あるのが人生で、ままならないのが人 間だ。…
「ワぁ、ゴッホになるッ!」1924年、画家への憧れを胸に裸一貫で青森から上京した棟方志功。しかし、絵を教えてくれる師もおらず、画材を買うお金もなく、弱視のせいでモデルの身体の線を捉えられない棟方は、展覧会に出品するも落選し続ける日々。そんな彼が辿り着いたのが木版画だった。彼の「板画」は革命の引き金となり、世界を変えていくーー。墨を磨り支え続けた妻チヤの目線から、日本が誇るアーティスト棟方志功を描く。感涙のアート小説。 原田マハ著 amzn.to 棟方志功って仏像の版画が美術の教科書に載ってたな。 そのくらいの知識しか持ち合わせず読みました。 読んでみたら芸術家としても熱い人で、何より超愛妻家!…
原田マハさんの「本日は、お日柄もよく」を読みました。前WBC監督の栗山英樹さんの本に紹介されていたので、思わず読んでしまいましたが、熱い言葉で、涙なみだでした。心にささった文章を少しだけ紹介したいとおもいます。 ■スピーチライター スピーチライターは、自分がスピーチをするわけじゃないから、スピーチをする人 (つまり依頼主)の話を徹底的に聞かなければならない。その人の声の調子、話し 方、話す速度など、身体的な印象をまずつかむ。同時に、何を考えているのか、どん なことを訴えたいのか、目指しているものは何か、その人の哲学、生き方、ポリシー を共有する。著名な政治家や企業のCEOのスピーチライターは、…
今回は原田マハさんの『異邦人』を紹介します。 第6回京都本大賞を受賞した作品です。 ドラマ化もされているそうです。 帯の「美しさ」は、これほどまでに人を狂わすのか。という言葉に惹かれて積読していました。 久々のマハさん、わくわくです! 目次 あらすじ 感想 最後に あらすじ 2011年の震災の影響で起きた原発事故の被害から逃れるために、妊娠中だった菜穂は京都へ一時避難することになった。 そこで無名の作家の作品に魅了される。 徐々に深刻化していく家族や夫との軋轢、そして血縁の真実、作品への情熱、京都という美の都への執着。 芸術を愛し、芸術に狂わされる、甘美な美術小説。 感想 絵という芸術に対する…
久しぶりにずっしり重たい新書版。夫の積ん読棚から拝借して。 「リボルバー」 原田マハ 著 Amazon.co.jp 幼い頃からゴッホやゴーギャンに魅せられていた高遠冴は、パリで美術史の博士号を取得した後、現地の小さなオークション会社CDCに勤務し、将来的にはゴッホとゴーギャンについての博士論文を発表を予定している。ある日冴の元にサラと名乗る得体の知れない女性が現れ、一丁のリボルバーを「ゴッホが自殺時に使用したもの」と提示し、競売を申し込む。その真偽を突き止めるべく調査するうちに、冴はある仮説に辿り着く。 ゴッホの自殺をめぐるミステリー小説。そもそもゴッホの死については不審な点が多く、「他殺説」…
人生うまくやろうなんて、利口ぶった考えは、誰でも考えることで、それは大変卑しい根性だと思う。繰り返して言う。世の中うまくやろうとすると、結局、人の思惑に従い、社会のベルトコンベアーの上に乗せられてしまう。一応世間体もよく、うまくはいくかもしれないが、ほんとうに生きているのではない。流されたままで生きているにすぎない。 岡本太郎『自分の中に毒を持て』 a.r10.to できるだけ苦労を減らそう、楽に生きようと考えるのが人間。楽な生き方とは、何も考えず、何もせず、周りと同じようにやり過ごすこと。しかしそんな生き方は自分を生きていると言えるだろうか。 易きに流れず、自分を貫く。苦労や困難と闘うことこ…
腰痛(ギックリ腰という奴みたいです)で室内でも匍匐前進移動しています。あぁ辛い…しかし腰以外は元気なので、寝床で本とアマプラとDuolingoだけが友達。こちらは久しぶりの図書館で借りた文庫本。返却遅れるなぁ… 「スイートホーム」 原田マハ 著 Amazon.co.jp 阪急沿線山手の住宅地。元宝塚のホテルでパディシエをしていた父親が自宅を改造して作った小さな洋菓子店「スイートホーム」。静かで寡黙だが丁寧な仕事と対応の父親、自称「看板娘」の母親、引っ込み思案だが優しい長女、明るく物怖じしない性格の次女の家族四人がいる香田家が営むスイートホームは、「スイホ」の愛称で街でも評判の洋菓子店。色とりど…
イスラエル報復 攻撃の連鎖を断つ時だ(2024年4月21日『北海道新聞』-「社説」) イラン中部の空軍基地周辺などが無人機で攻撃された。 先週のイランによる攻撃へのイスラエルの報復とみられる。ネタニヤフ首相は報復攻撃すると繰り返していた。ミサイルを発射したとの情報もある。 ただ、攻撃の規模は限定的で、イランをけん制することが狙いだったと言えよう。死傷者は出ておらず、イランは直ちに報復する計画はないとしている。 長年敵対している両国は中東の軍事大国だ。本格的な衝突に発展すれば中東全域が不安定化する。イスラエルの後ろ盾である米国も介入すれば、世界を巻き込む紛争にエスカレートする恐れがある。 双方は…
昨日から、読書をしながらずっと聴いています。 因みに、本は散らかし気味ですが、ジョセフ・ヘンリック『WEIRD』、メアリー・シェリー『フランケンシュタイン』、廣野由美子『批評理論入門 「フランケンシュタイン」解剖講義』、伊藤計劃『ハーモニー』、ヤコブ・ムシャンガマ『ソクラテスからSNS』、原田マハ『板上に咲く』、九段理江『東京都同情塔』です。 本は置いておくとして、かなりの変化がありました。 本を集中して読むのを妨げるように、聴かせどころを私に訴えてきます。 「ちゃんと聴け‼️」と。 音に艶があり、私がよく使っていた「音と音の間(あいだ、あはひ)」が感じられるようになってきました。狙っていたと…
●概要●ミュージシャン等20名●絵本作家2名 ●漫画家110名 ●他漫画家:情報不足・① ・② ・③ ・④ ・⑤ ●ゲームクリエイター14名 ●小説家104名 ・他小説家: ・① ・② ●哲学者1名●ファッションデザイナー2名 ●写真家2名●映画サイト運営者1名 ●概要 現在244名分のリストを掲載。 このコーナーは「映画人のオールタイムベスト(個別)」に掲載した以外の漫画家、アニメーター、ゲーム開発、シンガー、作曲家、小説家、その他クリエイターが影響を受けた・好きな映画のリストをまとめた掲載先のリンク集です。
王様のブランチで紹介された作家のインタビューをまとめて掲載しています。 インタビュー ひとこと 新川帆立プロフィール 女の国会 (幻冬舎単行本) インタビュー ―――女性政治家をテーマにしたきっかけってなんですか? 新川さん: 自分が生活する中で、どうしても女性差別を感じることがあって、1回正面から女性差別について書いてみたい気持ちがあったんですね。社会地位が高く、バリバリ働く女性が直面する差別を書きたいと。 ―――女性にはもちろん、たくさん共感を得られるからこそ男性にも読んで欲しいって思いますよね。 新川さん: そうですね! (adsbygoogle = window.adsbygoogle…
立ち寄った書店で目に留まった原田マハさんの旅屋おかえり「丘の上の賢人」 を手に取りめくってみた。 目に飛び込んできた最初の文章 どんなことより旅が好きだ。ひとり旅して、心ゆくまで楽しみたい。 決めたこの本を買おう! 以前読んだ旅屋おかえりがシリーズになった感じでした。 丘えりこさんが顧客から頼まれた旅を引き受け、代理で旅に行くお話しです。 今回は北海道小樽市がメインでした。 小樽の運河やレンガ倉庫、ガラスショップそして美味しいお寿司屋さんなど 10年以上前に行った小樽の風景が思い出され懐かしく読むことが出来ました。 主人公の丘えりさんが明るく温かい人なので心が温まります。 とても良いお話しでし…
発売以来、我が町の古本屋になかなか下りて来ないので、わざわざブックオフまで買いに行ったもので、とにかく読みたかった。原田マハの目の付け所が良かったのだ。リボルバーといってもビートルズのリボルバーではない。ゴッホが自殺に用いた拳銃のことだ。その拳銃が現在実在するのかどうか私は知らないが、ゴッホが殺害されたという説を唱える人がいるというのは知っている。私も自殺にしては右利きのゴッホが左脇腹を撃ったというのはどうも解せない。誰にしても本気で死ぬなら心臓を撃つか、さもなくば口内を撃ち抜けば即死できるはず。それに脇腹を撃ち徒歩で家まで帰って来たというのも変だ。弾丸は一発しかなかったんだろうか、それならな…
人間そっくり安部公房Exactly like a Human Being新潮文庫昭和51年4月30日発行平成28年6月30日 44刷改版令和3年4月15日 46刷 先日、図書館で安部公房生誕100年記念のコーナーができていて、そこに並べられていた。薄い文庫本。すぐ読めそうだったので、借りてみた。 安部公房のSFのような作品。 裏の説明には、”《こんにちは 火星人》 というラジオ番組の脚本家のところに、火星人と自称する男がやってくる。果たして単なるアブナイ人なのか、それとも火星人そっくりの人間か、あるいは人間そっくりの火星人なのか? 火星の土地を斡旋したり、小説を書けと進めたり、変転する男の詭弁…
昨日、電波時計をベランダに出し、電波浴で4個の時計の時刻合わせをしました。 4個の時計の一つは腕時計です。 腕時計のベルトが私の腕には長過ぎるので短くすることにしました。 インターネットでベルトを短くする方法を検索したらベルトの長さは、「腕とバンドの間に人差し指が1本入るぐらいのサイズがちょうど良い」とのこと。 腕時計のベルト(バンド)調整はどこでする?自分でサイズ調整する方法も紹介 | コラム | 【五十君商店公式】時計の修理・オーバーホール専門サイト (igimi.co.jp) 私の場合、ベルトの長さは今のままで良いという結果に。 自分では長すぎると思っていましたが意外でした。 でも今のま…
今朝は早くに目が覚めたので、昨日、書いた日記の校正をしていました。 そうしたらキーを打つ手元に何か小さな虫が一匹飛んで来ました。 そして、耳元で虫が舞った時、か細い羽音でブ~ン。 今年、最初の蚊のようです。 飛ぶのがやっとの蚊だったので、愛しく感じました。 桜の開花宣言があるように、蚊の初飛来宣言があったら面白いかも。 水たまりには注意しましょう。 この頃、ちょっと心配事が・・・それは何か? その日の日記を書く頃になると、今朝は何時に起きたか? その時の天気は? とかが明瞭(めいりょう)に思い出せないのです。 今日も姉から電話があり小母さん達の話になった時、どうしても小母さんの名前が思い出せず…
朝の散歩、サンモリッツ大橋を渡って国道へ向かう道路脇に、昨日まで気がつかなかったが、点々と咲く白い花を見つけた。朝のうちはうつむいているアズマイチゲだった。原田マハの小説「板上に咲く」を買った。 アズマイチゲ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 夜行バスで出かけましょう/小川かりん ”県境にさしかかればワクワクするし、次々と入れ替わる地名に記憶や思い出があふれだします。バスを乗り継ぎ南へ向かえば進むほどに増えるヤシの木に驚いて、はたまた北に向かう夜明けのバスでは美しい雪景色に心を奪われ、少しずつ見えてくる変化を味わいながら過ごす時間は、なかなか乙なものです“ (もう何年も路線バスにすら乗っていないけど、バスって、乗り物って、ちょっと良いかも?なんて思えたエッセイ漫画でした。) (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a;b[a]=b[a…
僕が小学校時代から大人になるまで過ごした我孫子は、今住んでいる鎌倉との共通項があり、北の鎌倉とも呼ばれた場所。その理由は、都心からほどない距離にありながらも湖沼を臨む情緒豊かな場所であり、鎌倉と同じ別荘地であり、白樺派の文人たちが拠点を構えたことに由来しています。 白樺派は、学習院の同級生が創設した芸術集団であり、志賀直哉、武者小路実篤、柳宗悦、バーナード・リーチ…なかなかそうそうたる顔ぶれです。ちょうど今、原田マハさんの『板上に咲く』を読んでいるのですが、世界的な版画家である棟方志功さんが芸術家を志すきっかけを創ったのは、雑誌白樺において柳宗悦氏が紹介した『ゴッホ』のひまわりに感銘を受けたこ…
おにぎりが食べたくなる。 厳しい環境でも、みんなに助けられて、 少しづつ成長していく、お米。 そして、愛情たっぷりで、握ったおにぎり。 その物語を想像するだけで、おにぎりが美味しすぎる。 #生きるぼくら#原田マハ 生きるぼくら (徳間文庫) 作者:原田マハ 徳間書店 Amazon
とうとうPCが起動しなくなった。いろいろためしたがうまくいかず。というわけであきらめて初期USBから起動して再インストール。Windows10を立ち上げたらDドライブ順調みたいである。いまはWindows11にあげるための作業中。細かいところがいろいろあって再設定は大変だが、これでDドライブがまともになるなら良しとするか。 娘の入学式もおわり新環境に突入。なんとか立ち上がりは順調そうでなにより。楽しい6年間を過ごしてほしい。 数学検定を受検。前回のリベンジである。準備しただけあって前回よりはかけた気がする。計算ミスさえなければ何とかなると思っているが、答えは3週間後。 39冊目。なかなかの短編…