18 1920年代の関西のゴルファーには銀行家が多かった。もちろん東京GCの発起人である井上準之助、名手川崎肇なども銀行家で在り、他にも幾人も居るのだが、関西は不思議と目について居る。 このシリーズの第一~二話で紹介した安部成嘉、星野行則は銀行の支店長や役員であったし(前者横浜正金、後者加島銀行)、茨木CC創立のキーパーソンである廣岡久右衛門は、本人は保険会社の社長であったが加島銀行を運営していた加島屋の10代目であり。同じく貢献者の湯川寛吉を始め会員たちに銀行家が多かった。 また、最近知ったことだが、最初の転向プロ村上伝二も実家は銀行(広島の村上銀行)を経営しており。彼も定説になっている商船…