3時間待って子どもが1人増えて、そして断られた。その続きです。 双子だと告げられた時、頭頂から何かがサーッと落ちるのを感じました。血の気が引くとはこういうことでしょうか。母というよりチームリーダーになったという意識、同時に2人分の命を守ることになった緊張感と言ってもいいかもしれません。それが心にズドン!と入って震えたのを覚えています。 母と子が1対1だと思っていたころは、優しい幸福感の中、とてもリラックスした安心安定な状態でした。例えば、腕に抱いた一人の子を真っすぐ見つめているような、落ち着いたイメージです。それが右目と左目で違うものを同時に見なければいけない状態になったと感じました。バランス…