人の話を聞いていて、ゲッと思うタイミングがある。結果をすぐ二元論でまとめようとしていることに、気付いた時だ。二元論自体を“良い・悪い”と判断するのも、既に飲み込まれている感があるが、私は物事をすぐ二元論化したり、対立様に持っていこうとする人が苦手なのだ。例えどんな極論を含んだ事象であっても、二元論で“まとめる”というのは単純化したい、結論を急ぎたいという意志の元行われるのかもしれない。私はそこに、どう表現したらいいのかわからない危機感と不安感を持ってしまう。 単純に善悪で分けられない、そのこと自体に何の“問題”があるのだろう。成功と失敗、男と女、できるできない、有り無し。そうやってクッキリ分け…