なんか昔あったなぁと心にひっかかっていたのだけど、最近ようやく再ヒット。江戸時代にも大麻の芽に向精神作用があることが一部で知られていた。 モノは江戸時代後期に成立した『甲子夜話』。24巻9話に「麻芽の毒、狂を発する事」というエピソードがある。オリジナルに当たれず、公開されている『古事類苑』に収録されているものを読んでみた: web.archive.org 以下、現代語に抄訳: ある日の坐話で聞いたのだが、麻の初生の芽を食すれば発狂するという。先年、谷中妙伝寺というところに早朝ある人が行ったところ、その住職・小僧・下男など皆が気を失ったかのように熟睡している。また見ると、仏壇の本尊から器具・戸・…