これは確か本屋さんで見かけて気になった本だったと思います。 古内 一絵 さんの「百年の子」。 百年の子 [ 古内 一絵 ]価格: 1980 円楽天で詳細を見る 古内さんの本は初めて読みました。 淡々と、簡潔に、でも端折らず丁寧に語られている感じがして、とても読みやすいし何かに偏ったり引っ張られたりすることなくフラットに読み進められる感じが心地よかったです。 ごく最近の令和と、昭和初期の戦争から戦後の時代が、ある出版社で働く女性とその母、祖母の仕事と記憶を通して繋がっていく、実在する会社や作家さんをモデルにした事実も混ぜ込んだリアリティに富んだ物語でした。 戦争と言えば、わたしは歴史の授業と、子…