謹賀新年 令和3年(2021)の幕が開けた。 コロナ禍の最中で世界と日本はどのように進んでいくのか、内外ともに政治外交、軍事、産業経済、科学技術、社会全般にわたって厳しい状況が予測される。 昭和・平成・令和を生きてきた者として、世界の大きな潮流を眺めてみると、21世紀はこれからどのように進むのか、最大の関心事である。 こうした点では、産経新聞の「21世紀の分岐点・自由/強権」の連載特集は、世界情勢の潮流を探るのに読み応えのある記事である。 1月3日の聞き手櫻井よしこ氏の菅義偉総理大臣インタビュー、4日の屋山太郎氏と古川勝久氏の正論大賞対談など内容の充実したものであった。これらは、末節的な事柄に…