【短編小説】欠巻 ── 読まれなかった本が語る、古書店での静かな喪失の物語 今日は七夕ですね。いつもBooks Channelをご覧いただき、ありがとうございます。 本日は少し趣向を変えて、Books Channel「初」となるオリジナルの短編小説をnoteに綴ってみました。 架空の古書店を舞台にした、毎日一冊ずつ少女漫画を買っていく「静かな彼女」と、レジに立つ青年の、言葉にならなかった想いの物語です。 「いらっしゃいませ」「カバーおかけしますか」「ありがとうございました」 何千回、何万回と繰り返された日常のやり取り。何十年という時を経て、古書店の前に置かれた一つの段ボール箱。そこに入っていた…