鬼子母神に近い、南池袋にある古本屋。わめぞメンバー。店内は文学系を中心とした品揃えで、かなり広い。 古書現世、立石書店、旅猫雑貨店、リコシェなどと隔月に開催している「外市」の会場でもある。
東京都豊島区南池袋3丁目8-1ニックハイム南池袋1階
12月某日 5時半起床。朝はジャガイモウインナーの残りとツナ大根サラダ。昼は14日で閉店する五反田「後楽そば」へ。焼きそば並と卵。お客はニュースで報道されたせいか早い時間なのに満員。コロナのせいもあったろうけれど、立地が良くなかったと思う。夜は大根の皮きんぴら、はすのきんぴら、豆腐キムチちりめん山椒載せ。作り置き用でなめことねぎを刻んだのにごま油としょうゆをかけたのを作る。ラジコで伊集院光「深夜の馬鹿力」聴く。艦これしてたらあっという間に夜更かし。 12月某日 7時半頃起き出す。朝はクラッカーとリンゴ入りヨーグルト。クラッカーのしょっぱさとヨーグルトの甘さがぴったり合う。予防接種した左腕が目立…
7時半に目を覚ます。昨日の夜に、セトさんからメールが届いていた。先日、セトさんに電話をかけ、買取の相談をしたとき、ぼくは「市場にくる機会はありますか?」と尋ねていた。遠出する予定はないかな、とセトさんが言っていたので、宅急便で送って買取をお願いすることにして、昨日の午後にクロネコヤマトに集荷にきてもらい、発送していた。念のためにと、昨日のうちに「宅急便で送りました」と連絡しておいたのだが、「ハッチのラインの感じから察するに、、」と返信が届いていたのだ。僕の「市場に」というのを、セトさんは「千葉に」と聞き違えて、ぼくが千葉に住んでいる友達の片付けを手伝っているのかなと想像し、「遠出する予定はない…
7時過ぎに目を覚ます。9時にアパートを出て、千代田線とJRを乗り継ぎ、郊外の駅にたどり着く。F.Yさんと待ち合わせ、今年で70歳を迎えたニッターさんのお宅にお邪魔して、お話を聞かせていただく。しっかり話を伺うことができてホッとする。こうしてお話を伺うとき、ぼくはどうしても幼少期の話も尋ねてしまう。今回であれば、その人が小さい頃に手編みのニットはどんな存在だったのか、小さい頃に将来をどんなふうに思い描いていたのかも質問してしまう。それによってするする語ってもらえた話があって、「こんな話、初めて話しました」と言ってもらえたのでよかった。 電車を乗り継いで帰途につく。セブンイレブンでカップヌードルB…
6時に目を覚ます。昨日はずっと曇り空で、支社長からも「晴れてるときの海はこんなもんじゃないんです」と言われていたけれど、今日は朝からよく晴れている。あまり時間はないけれど、6時半、少しだけジョギングに出ることにする。昨日立ち寄った平良港に出て、すぐに引き返す。朝まで飲んでいた人たちがゆらゆら歩く姿を、あちこちで見かけた。7時にはホテルに引き返し、シャワーを浴びて身支度をして、7時半にホテルのロビーでTさんと待ち合わせ。8時頃に空港にたどり着くと、長蛇の列ができている。預け荷物のあるぼくは荷物の列に、Tさんは昨晩の宿代などを航空会社に清算してもらうための列にそれぞれ並ぶ。 列はなかなか進まなかっ…
室生犀星の日記のなかから、映画と映画館について書かれた日のみで編まれた本『犀星映画日記』が出来あがりました。大正13年35歳の犀星が訪れた金沢香林坊の松竹館からはじまり、昭和31年67歳の犀星が試写会に行った日までを収めています。あとになにも残らない映画、冗らないものを見て頭が痛くなる、愚作、と散々文句を言いながらも、年によっては毎日のように映画館に行く犀星が可笑しく、犀星原作の「あにいもうと」を観に行き「京マチ子の声はたまごのように円い。」と書く犀星もまた楽しいです。晩年に近づくにつれ、飲んでいる薬や血圧の表記もあります。なくなってしまったたくさんの映画館が出てきます。 編集とあとがきを室生…
9月某日 4時40分に目覚める。めずらしく子供の頃の修学旅行のような夢を見た。朝なし。外は曇り空、だいぶ涼しい。昼は五反田「祥龍餃子房」でエビチリ卵炒め。甘めの味付け、付け合せのキャベツ千切りが口直しに。ブックファーストを覗く。帰宅してかぼちゃサラダをつまみにビール。冷凍サケとキャベツでちゃんちゃん焼きもどきを作る。手軽でおいしい。ラジコで伊集院光「深夜の馬鹿力」聴く。4月の日記を少しまとめる。0時就寝。 9月某日 朝みそ汁のみ。行きの車内で長濱一眞「近代のひずみ、はずみ」を16ページくらい読む。深田康算もケーベルも全く知らず、新渡戸稲造「武士道」さえ読んでいないが、とりあえずついていく。昼は…
10時過ぎまで眠ってしまう。テレビでは「十分な量が供給されるようになったとの理由から、明日以降はマスクと消毒液の転売が解禁される」と報じられている。『AMKR手帖』の撮影のために購入した物があり、経費で請求できるものかとおそるおそる尋ねたところ、経費として支払えると連絡をいただいていた。精算は月末締めだと言われていたことを思い出し、いそいそと伝票に記入し、郵便局から発送する。ついでに本駒込のマツモトキヨシまで足を延ばし、棚を眺める。ビオレの泡ハンドソープ、6月あたりは「4回ぶん」の大きな詰め替えボトルを店頭で見かけていたのに、最近は「1.9回ぶん」の小さな詰め替えボトルばかり並んでいた。今日は…
昨晩も早々に酔っ払ったので、またしても3時頃に目が覚めた。ビアガーデンで3品くらいしか頼まなかったせいか、お腹が減っている。耐えきれなくなって台所に行き、サッポロ一番塩らーめんを作る。途中でひらめき、やかんも火にかけ、スープは別で用意する。それを居間に持っていって啜っていると、知人が目を覚ます。スープを別立てで作ると、具材がないと澄んだ味になりすぎるのうとブツクサ言うぼくに、「こんな時間に『サッ』食いよるやん」と知人が言う。先週土曜日に届いた郵便物の中には、ぼくが買うのを見送っていた『のみタイム』が入っていて、知人もそれをぱらぱら読んでいたのだ。腹を満たしてもすぐには眠れず、ケータイをぽちぽち…
7月某日 2時半頃に目が覚める。4時前にようやく寝付く。雨音がうるさい。蒸し暑く、布団に熱がこもって寝苦しい。この日から平常勤務に戻る。昼は北品川「十三屋」が開いていないので新馬場「あおた」でタンメン。いつもにましておいしい。品川図書館で今月号の本の雑誌を読む。2時間残業。帰りは小雨だが風が強い。18時台の埼京線にひさびさ乗車。体同士がくっつくほどではなく、想像したよりマシだった。帰宅していわし味噌煮をつまみにビール。冷凍のキャベツとシーフードミックスで焼きそば作る。 7月某日 昼は五反田「後楽そば」で並玉。午後は会社の席替え。帰宅し、シャワーを浴び着替えてから高田馬場「升や」へ。刺盛、ビール…
昨晩は酒を飲まなかった。ここ最近は(ずっとかかりきりだった企画「R」の原稿に引きずられるように)酒を飲み過ぎていた。久しぶりに休肝日を挟んでみると、寝起きの感じが違っている。酒を飲まなかった翌朝のほうが「いつもと違う」に――つまり酒を飲んだ翌朝のほうが「通常」と感じるようになっていることに気づき、ちょっと気をつけないと危険だなと感じる。天気予報を確認すると、10時以降は曇りになっていたので、洗濯機をまわす。でも、洗濯機がとまるころには傘マークが表示されていた。雨が降り始めるまでベランダに干しておく。次第に空が晴れてくる。晴れたまま、雨粒が降り始める。洗濯物を取り込んで、扇風機の風が当たるように…
7時過ぎに目を覚ます。インスタグラムを眺めていると、もしや、という写真に出くわす。インスタグラムを――それも本人以外のインスタグラムを――介して知りたいことと、インスタグラムを介して知りたくないことがあり、それは後者に属する事柄であったので、ぼくの思い過ごしであることを願う。天気予報を確認すると、今日は雨が降らないようだ。シャワーを浴びて、洗濯機をまわす。洗濯が終わり、ベランダに干しているうちに10時過ぎだ。急いでアパートを出て、地下鉄に乗ったところで乗り換え案内を検索し、「洗濯物を干しているうちに時間が経ってしまったので、10時50分着になりそうです!」と、制作のK.IさんにLINEで連絡し…
10時20分、LINEの通知が届く。「沖縄で40代男性コロナ/感染ゼロ68日でストップ」と表示され、思わず「あー」と声が出る。ついにこの日がやってきてしまった。この男性がどういう経緯で感染したのかはまだ発表されていないけれど、ウイルスを「移入」する存在として「観光客」には厳しいまなざしが向けられるようになるだろう。午前中、ここ数日取り掛かっていた『D・V』のインタビュー記事を完成させ、えいやっとメールで送信。12時過ぎ、知人とアパートを出る。しばらく先に郵便配達員の姿が見えたので、玄関前で数分待つ。昨日注文した「日記」が届くかもと、期待に胸を膨らませる。結局「日記」は届かず、Amazonで注文…
6月某日 朝なし。7時~16時勤務。朝の山手線はそこそこ席が埋まっている。昼は新馬場「あおた」でみそラーメン。会社帰り、この日営業を再開した「新文芸坐」に寄り、フランシス・フォード・コッポラ「タッカー」とエクトール・バベンコ「蜘蛛女のキス」の二本立てを観る。通路壁面のポスターはほとんど撤去されている。座席はひと席ずつ離れて座るスタイル。シートに腰かけると、以前の日常が戻ってきた感じがしてほっと落ち着いた。映画も面白かった。夜は遅くなったので、まいばすけっとで揚げ物たっぷりの弁当を買って帰る。おいしくないとわかっているのに、ガツガツ食べて、案の定胃がもたれる。 6月某日 朝はコーンフレークとスク…
5/31 復活第5回 不忍ブックストリームの配信まとめをお届けします。 配信アーカイブでもご視聴いただけますので、文字でも映像でもお楽しみください。 池袋・古書往来座の瀬戸さんの、いままでの不忍ブックストリームでは見られなかった様子も必見です。 ☞ https://www.youtube.com/watch?v=r01tDX2dx2I&t=30s 【5/31 復活第5回 不忍ブックストリーム 南陀楼さんの一週間♬】 ◎山形「季刊にゃー」のクラウドファンディングが、最初の目標額~ ネクストゴールも目出度く達成。地元や根強いファンのチカラを感じた。 ◎2ヶ月ぶり取材で電車に乗り鎌倉へ。そこそこの乗…
11時にアパートを出る。自転車で本駒込に出ると、「青いカバ」がオープンしている。除菌ジェルを擦り込んで、久しぶりで棚を眺める。福田和也『甘美な人生』、酒井隆史『暴力の哲学』、湊千尋『注視者の日記』、3冊で1980円。「セトさんの回読みました」と店主のOさんが言ってくれる。本人から直接言われたらそう感じない気がするけど、「セトさん、いいこと言うなー」と思いました、と。また来ますと告げて店を出て、不忍通りを走ってゆく。雑司ヶ谷霊園を通りながら、先月末に企画「R」で歩いたときに撮りそびれていた風景を写真に収めていく。「古書往来座」はまだ開店作業中だったので通り過ぎて、明治通りから早稲田通りに抜けてみ…