鬼子母神に近い、南池袋にある古本屋。わめぞメンバー。店内は文学系を中心とした品揃えで、かなり広い。 古書現世、立石書店、旅猫雑貨店、リコシェなどと隔月に開催している「外市」の会場でもある。
東京都豊島区南池袋3丁目8-1ニックハイム南池袋1階
陽射しが好いので、歳末の支度に出かけようとした。 郵便受に電気料金の請求書が届いていた。待てよ。先月分は払い込んだかしらん。戻ってカレンダーを視ると、ゼムクリップで封筒が留めてある。太マーカーで「11/14〆切」と、私の字で書いてある。イケネッ。東京ガスの封筒には「11/24〆切」とある。ふたつともを鞄に押しこんで、もう一度出る。まずはセブンイレブンで払い込みだ。 数日うちには、督促はがきが届くかもしれない。「もし行き違いましたら、お読み捨てください」と末尾に印刷されたやつだ。ごめんなさい。でも期限より半月も前に払い込んだ月だって、あったじゃないですか。大目に視てくださいませんか。 池袋では、…
マロンデニッシュにストロベリーロールを付けた。朝食抜きで飛出してきたから、ちょっと奮発だ。 目覚し時計の設定より一時間早く眼醒めた。それでも、開け放したままの東窓から射しこむ午前の陽は暑い。風もないようだ。パジャマはじっとりと汗ばんでいる。 冷水シャワーを浴びてはみたが、台所に立つ気になれない。猛暑のピーク時間となる前に出かけてしまおうと決断した。 西武池袋駅の一番ホームから小改札口を使うと五秒で入店できる、三省堂書店に飛込む。近年では珍しいことだが、今日は本の探し物がある。小出版社による小規模出版物だから、果せるかな探し当てることはできなかった。やむなし。地上へ出て横断歩道を渡り、ジュンク堂…
あちらからはこちらが、どう見えているのだろうか。 学生にとっての試験期間や入試時期も過ぎ、好過ぎるほどの陽気にも恵まれ、古本屋研究会の散策企画が催され、若者たちの尻尾について歩かせてもらった。今回は眼の色を変えて古書店を縫って歩くというよりも、文豪の墓詣りをしながら、道すがらの書店にまで足を伸ばすという企画だった。 山手線巣鴨駅に集合。駅前広場の隅で輪となって、会長から今日の順路予定を伺う。まず染井霊園へと歩く。国道両側の繁華街の庇の上は、太陽光パネルが隙間なく並んで黒光りしている。 この国道は、なにをかくそう中山道。対岸に見える枝道「お婆ちゃんの原宿」こと「とげ抜き地蔵通り」が旧中山道だ。 …
久びさのタカセ珈琲サロンだ。朝食も摂らずに出てきてしまったので、間食は二個とするか。マロングラッセとブランデーケーキ。近年もっとも選択頻度の高い、いわばクリンアップ・トリオ二人の同時打席みたいなもんだ。 長らくお待たせしてしまったかたや、一族の系図に関わる貴重資料をご提供くださった本家筋のかたや、耳寄りなご教示をくださったかたなど、格別なご好意に与りながらも、例によってわがものぐさから、ろくにお礼も申しあげずに日が経ってしまった事案が三つも溜ってしまった。せめてものお詫びと遅ればせのお礼とをかねて、なにかお遣いものをと、池袋まで出かけた。 なん十年も重宝させてもらってきた西武百貨店の名店街が、…
1320日も書いてきて、今さら公開もはばかり多くはございますが、私には二人ほど同居人がございます。 「ゲンちゃん、梅干しがヤマ。玉子がリーチ。単三四個組、血圧計用。八百屋はじゃが芋抜きで茄子を追加」 たとえばそんなふうに声を掛けます。ヤマは「底を衝いた、空になる」の忌詞(いみことば)で、リーチは云わずと知れた、あと一個でヤマとなるとの麻雀用語です。その手前がイーシャンテンです。また川口青果店でこの季節に私が買う常用野菜三種は、玉ねぎ・じゃが芋・かぼちゃで、今日はじゃが芋だけは間に合っているけれども、茄子を追加してみる、という意味です。 「了解!」 ゲンちゃんは物品調達係で在庫記録係です。おもに…
そのほう来年もまだ、人並みに生きられると思うてか? どこぞから声が聞えてくる気がする。 この時期にロフトまで買物に出かけるのは、例年の年中行事といえる。迎春の準備だ。 まず手抜き年賀状作成に向けて、小道具の用意である。ハガキの余白を埋めるための、干支のゴム印を仕入れる。鼻白むほど子供じみた発想だが、省力化の実益には替えがたい。もともと金釘流もここまでとはというほどの悪筆であるうえに、気の利いたひと筆画も描けぬ身だったが、近年さらに手が固くなり、わが筆跡は視るも無残なる様相を呈する。にもかかわらず愚にもつかぬ意地もあって、印刷年賀状だけは避けたいとなれば、小学生のごときゴム印年賀状もやむなしとな…
スーパーで買って帰る道すがらに、玉子を一個、落してしまった人があった。もったいないことをしたと、思われたことだろう。割れたまま往来に放置された玉子を轢いていった、自転車かバイクかのタイヤがあった。 だからどうした、という噺だ。 急に肌寒くなったとはいえ、風さえ吹かなければ、午前中の陽射しはうららかだ。一日のうちでもっとも心地よい。午後になると急速に肌寒くなってゆく。承知しているくせに、最良の時間を寝て過す日が多い。かくてはならじと思いつつも、自分に甘い。日に三十分以上は陽光を浴びないと、いくら食生活を保ったところでビタミンDが形成されないと、教えられてもいる。 思い切って池袋まで用足しに出る。…
昨日に続き、7 による怪しげな更新である。 わがパソコンの寿命からくる不具合と、わが処置なしレベルの無知とから、多用多忙をきわめるわがパソコンドクターながしろ氏に急遽往診いただいた一件を、昨日日記にてお眼にしてくださったいく人かの友人から、お見舞いのお言葉をいただいてしまった。いずれもお電話でだが、このぶんだとおそらくはメールでも頂戴していることだろう。そのメールを現在のところ、開くことも視ることも叶わぬために、お心遣いのお礼も申しあげられずにいる。 日ごろなにかとご厄介をおかけしている古書往来座さんのご店主は、このていどのシンプルパソコンであれば私にも操作を覚えられようという機種をご選定くだ…
タカセ珈琲サロンにて、最近定番のブランデーケーキ。ただし飲み物は、今季最初のホット珈琲。家を出るときには、立寄る気はなかったのだったが。 池袋北口方面のとある一画は、チャイナタウン化がいっそう進んだと聴く。かつては盛んに騒ぎ回ったあたりだ。懐かしい店のなん軒かは、今も健在だ。そのあたりを過ぎると、にわかにディープ池袋へと入る。特殊浴場やマッサージの奉仕業店が目立つ一帯だ。その先は、ホテル街である。極彩色のネオン看板が軒を連ね、眼を惹く。 じつのところそれらはまだ、ディープ風俗街とは称びがたい。いかなる業種かを一目瞭然にして、往来に向けて看板を出し、料金を明示してあったりするからだ。周辺に散在す…
おおかたの露店は、撤収作業に入る。雑司ヶ谷鬼子母神さまご境内での「手づくり市」である。 夜半から早朝へかけて、時おり肌寒さをおぼえるほどの涼風が吹いた。だのにラジオでは、今日もきびしい残暑になると警戒を呼掛けている。ホントかいな、と思った。 陽が高くなるにしたがい、気温も湿度も急上昇し始めた。午前十時には、肌にベトッと来るような湿気をともなう猛残暑となった。濡らしたティッシュペイパーで口と鼻とを塞がれたような、息苦しさすら感じた。 それでも今日ばかりは出掛けてみよう、いやぜひとも出掛けたいとの思いがあった。古書往来座さんの店先で、中古の雑貨小物が展示即売されると聴いていた。おりしも同店からほど…