中国によるフィリピン艦船へのセカンド・トーマス礁攻撃に対するASEANの鈍い反応は、その戦略的無力の典型である。 Denny Roy Asia Times March 8, 2024南シナ海の領有権問題における最新の動きは、ASEANが長年にわたって地域の主要な問題に対処できていないことを示唆するものであり、地域組織に内在する弱点を浮き彫りにしている。フィリピンの排他的経済水域(EEZ)内にあるセカンド・トーマス礁付近での中国船とフィリピン船の対立が先鋭化するにつれ、南シナ海はおそらく台湾を抜いて東アジアで最も不安定な火種となっている。3月5日、中国沿岸警備隊は、フィリピンの警備拠点となってい…