紅茶の産地 長らく、台湾紅茶の代表格は「日月潭紅茶」(にちげつたんこうちゃ)でした。 「日月潭」は日本統治下の20世紀前半に開発された産地で、 鮮やかな紅色で渋みが少なく、甘みの強い紅茶を生産してきました。 2006年に、台北で開催された国際紅茶コンテストにおいて 台湾東部の花蓮県で開発された「蜜香紅茶」(みっこうこうちゃ)が チャンピオンティーに選ばれました。 「蜜香紅茶」(みっこうこうちゃ)は、 ダージリンのセカンドフラッシュなど同じく、「ウンカ」の影響を多分に受け、 鮮烈な花香と蜜香、スイートポテトのような甘い香りを宿し、 デザートワインのような優美な甘みを有します。 この香りと味が、「…