弟夫婦が里帰りしている。 目的は言うまでも無く、彼らにとって、最後になるであろう母との面会だ。 幸いな事にこの日、母の調子は殊の外良く、にこやかな笑顔と声も聞くことが出来た。 弟夫婦にとって、何よりだったろう。 見舞いが済んだ後、少し足を伸ばしうきは市吉井町へ。 今も往時のまま残る五庄屋の水路。 この水路の由来や逸話は、長くなるので省く。 興味がある方はググって貰いたい。 現在、白壁土蔵の町吉井では、町を挙げてのひな祭りが開催中だ。 商家の扉を「ごめんください」と開ければ、 それぞれの家のひな飾りを見せて貰える。 この店は古くからの肥料問屋。 『一手大販売』と書かれた標板の文字に、代理店として…