よしだ・いそや(1894ー1974)建築家。東京生まれ。
東京美術学校卒後、欧米に留学。 建築事務所を開いて、数奇屋造の近代化に専念、直線を生かした単純な構成を特色とする<現代数奇屋>と呼ばれる様式を創出。
作品に、吉屋信子邸、梅原龍三郎邸およびアトリエ等の住宅建築のほか、新喜楽などの料亭がある。
1964年文化勲章。
今回は、世田谷区の等々力渓谷沿いに、付近の寺社、古墳を散策して参りました。東急大井町線の等々力駅から北と南の方向に目的地が点在しています。 南に行くと等々力渓谷があり、多摩川水系である谷沢川に、東京23区唯一の渓谷があります。渓谷には30カ所以上の湧水が発生し、湿地を形成しており、渓谷の付近に古墳、寺院があります。 最初に、等々力駅を渓谷と反対の北側に行きました。 北東に数分の所に、真言宗智山派の寺院である「満願寺」があります。開創は平安時代末と伝え、中興は室町時代です。吉良氏の居城であった兎々呂城の一角(現在地)に祈願寺として移築されました。 満願寺の山号は、「致航山」、院号は「感應院」です…
知人のIさんが「あんた、こんな本、好きやろ」と持参してくれたので佐伯泰英の本は読んだことないけど、断れずに預かりました。Iさんはモーレツな佐伯泰英ファンで、今までに購入、読破した作品が170冊というから、もう著書はほとんど読んでるといってもいい。新刊が出ると内容は問わず、買わずにおれないのはもはやビョーキではありませんか。 開けてみれば時代小説ではなくて(ホッ)著者はじめてのエッセイで、惜櫟莊(せきれきそう)という熱海の別荘を買い取り、修復、保存するいきさつと工事内容を綴った読み物なので、楽しく、一気に読破したのであります。(櫟=くぬぎ) 著者は仕事場として熱海の別荘地に居を構えているが、その…
今回の建築散歩は大阪・中之島。大阪には年に1、2回仕事で訪れるのだが、大阪は福岡から日帰りの仕事が多いこともあり、これまではあまり街中の探訪をしたことがなかった。 1月上旬に大阪で20年来の友人と会う機会があり、中心部の中之島での待ち合わせの時間まで3時間ほどの余裕ができた。良い機会だ。中之島地区のめぼしい建築物を探索することにした。 (1) 大阪府立国際会議場(グランキューブ大阪) 大阪市北区中之島5-3-51 設計:黒川紀章 施行:竹中・大林・フジタ・銭高・松村・シャール・西武・大鉄・大末・今西JV 地上13階、地下3階、高さ105m 竣工:1999年 京阪中之島駅を降りた正面には、直線の…
テレビ東京の 『 美の巨人 』は よく観るのだけれども 今回は 歌舞伎座の 特集で 1時間の 特集番組を ・・今、観ていた。 で。 2013年に 新築された 5代目建造の 設計担当された 隈 研吾 氏が その過程を 語っていた。 ( 新国立競技場を 設計した 建築家ね ) ・・・建築家としては 現代建築を 組め込みたいと 思っていたのだけれど・・・ ご自身が 設計を 請け負うにあたって 4代目建造を担当した 吉田五十八 氏の 仕事を 確認、突き詰めていったところ 『 自分というものが 消えていった 』 と語っていた。 自我が 消えて 伝統の 継承に 照準が 合った 、ということ らしい。 ・・…
新潟、高田の地に高田城があり、その城内の敷地に小林古径の、自宅と、アトリエが移築されていたその特に、自宅のほうで、時間をゆったりを感じながらぼーっとする時間を、2022年の夏休みに持てました 小林古径は、梶田半古の画塾において、奥村土牛の兄弟子途中からは、塾頭として指導してもらったということで名前を知る、画家でしたその小林の絵にふれて、自宅の佇まいにふれて、もっとそのアートを知りたくなりましたこうした、広がりは結構楽しいのです 吉田五十八という建築家が建てたという、小林古径の自宅は美しいです。解説を読むと、小林は吉田に、自分が気に入るように家を建ててくれと、依頼し、吉田はそれに応えるべく、小林…
【今日は何の日】 *トークの日 →毎月19日はトークの日。「トー(10)ク(9)」の語呂合わせから、NTTが制定し、1986(昭和61)年6月19日からスタートしました。電話でおしゃべりをして ほしいという意味が込められています *国際南南協力デー →2004年12月の国連総会で制定された国際デー。1978年のこの日、国連総会でブエノスアイレス行動計画と発展途上国の技術協力の推進と実施が承認されたことを記念 *日本初飛行の日 →1910年12月19日に、東京の代々木錬兵場(現在の代々木公園)で徳川好敏工兵大尉が日本初の飛行に公式に成功したことに由来。実際には5日前の12月14日に日野熊蔵大尉が…
「SHARE LOUNGE 外苑前」を橘川さんたちと見学。男性3人、女性5人。12月1日にオープンしたばかり。 KDDIウェブコミュニケーションズの山崎雅人社長(YAMI大学)の説明を聞く。 ツタヤとの提携。シェアラウンジ=ワークラウンジ。煩悩を払う108のスピーカー。 本:「古典ラジオ」(COTEN)との提携による歴史本。雑誌「ムー」との提携によるスピリチュアル系。篠田真紀子(『LISTEN――知性豊かで創造力がある人になれる』『ALLIANCE アライアンス —— 人と企業が信頼で結ばれる新しい雇用』監訳。『茨木のり子詩集』(谷川俊太郎選)Audibleのアプリでも気になった場所にブックマ…
2時すぎに寝て、3時ごろ悪夢で起きた。6時50分に目覚ましと同時に目が覚めた。水曜は4限からで、もう少し寝られるのにこういう日に限ってちゃんと起きられる。二度寝を試みたけどよく眠れずに7時15分ごろ布団から出た。両親は一言コミュニケーションをとれば済むことで揉めていて面倒くさい。朝ご飯は、目玉焼きとベーコン、もやし炒め、ミルクティー。余裕もって支度をして、一本遅い電車に乗った。 第二キャンパスの庭園に行ってきた pic.twitter.com/gMJeKRAMTu— はんかがい (@Hankagai0405) 2022年11月30日 大学の第二キャンパスが庭園開放をしていたので行ってみる。庭園…
この美術館を訪れるのは4回目。前回行ったのは去年の8月なので、ずいぶんと間が空いた。春先に行くと六曲一双の見事な《紅白梅》が観ることができるのだが、今年は都合がつかなかった。 この美術館は季節ごとにテーマを決めて玉堂の作品を展示している。去年の夏は「水」がテーマだったが、今回はというと「山」をテーマにした作品だった。 玉堂美術館 只今の展示 :: 玉堂美術館 Web :: 東京の奥多摩(青梅)にある美術館:: 日本画の川合玉堂作品を展示しております (閲覧:2022年11月4日) 幾つかの作品は1~2度観たことがある。そのなかでもやはり目玉的なこちらの作品。 《峰の夕》 1935年 刻々と夕闇…
小林古径という画家の絵、またアトリエ、自宅を見る機会がありました絵というより、自宅がとても、いいなと思いましたそれは、吉田五十八という建築家によって、設計された家また、小林は吉田に、私の絵の世界から、どういう家がいいか、受け取って、設計してくれという依頼(言葉は違うと思いますが、大意としてはそんな感じ)をした、とのこと 吉田は、小林の絵をみて、それは、自然を大切にする心だったり、日本の良さを感じこと、スケッチを丁寧にすることなどを、受け取ったのではないかと、想像しました こうした、高いやりとり、ということにとても、あこがれます人間はこうした、価値を感じ取る、感性というのを、もてるのだとうれしく…
この数年に渡り、奥村土牛さんの絵がよくてその絵を描いただろう場所に、実際行ってみたりということを、しています。「醍醐」「鳴門」「吉野」 アーティストが、ここが美しいと言って、描いた風景そこを、実際行ってみて、感じてみるこれは、「旅」の楽しみ方として、やってみて、いいなと思ってるやりかたです。アーティストに旅の、パイロットになってもらうということになり、とても、気に入っています その最初は、奈良、明日香だったと、記憶します大学生だった、そのころ、これはアーティストというか文学のほうですが、大和三山がみえる、甘樫丘に立ってみるということを、したくて、やってみたということがあります 山を背景にみて、…
島根県の山深い里にある邑智郡川本町。人口は3000人ほどのごく小さな町である。東京から一番遠い市と言われている島根県江津市と広島県三次市との間をつなぐJR三江線が2018年まではこの町を通っていたのだが、すでに廃線から4年が経過し、町はずいぶんと寂しくなってきている。中国自然歩道トレッキングの際に、ここを訪れている。 山陰の山深い地にある川本町 町の真ん中を江の川(ごうのかわ)が流れる その川本町の中心の小高い丘の上に聳えるのが悠邑(ゆうゆう)ふるさと会館。千人を収容できる立派な音楽ホールと図書館、会議室を備えた複合文化施設に加え、隣接した敷地にはホテルのかわもと音戯館(おとぎかん)が建つ。 …
8月も終わりに近づいてきた。 9月の「名言との対話」の人選をやってみた。 ーーーーーーーーー 1日。幸田文。田崎広助。藤原こう。 2日。島安次郎。川上貞奴。安重根。柳田誠二郎。 3日。名取洋之助。長谷川保。桂米団治4代目。三遊亭円生6代目。 4日。西岡常一。時実利彦。 5日南原繁。永野護。望月百合子。棟方志功。 6日西村伊作。 7日。松澤一鶴。小山弥次郎。島木健作。 8日。羽仁もと子。松山省三。 9日。酒井田柿右衛門12代目。カーネルサンダース。森永貞一郎。 10日。武内俊子。湧永満之。 11日。持田良吉。増田キートン。 12日。佐藤栄助。相馬国光。徳田球一。 13日。藤山雷太。後藤武夫。斎藤…
木曜日。今週は湿度が身体に堪える。帰りにニャンコがお腹撫でさせてくれた。 新百合ヶ丘へ。『映画 ゆるキャン△』 3回目にしてラスト鑑賞はビール🍺を呑みながら。ガチャもやって恵那ちゃんが出た。 金曜日。有給で休み。曇天の空、逗子駅へ。朝早いので葉山行きのバスが珍しく空いていた。一年ぶりに神奈川県立美術館葉山館へ。今回はポーラ美術館か横須賀美術館か悩んだが、1番観たい展示を優先してここへ。結果的に大正解。 『アレック・ソス Gathered Leaves』神奈川県立近代美術館 葉山 素晴らしい。米中西部を拠点にドキュメント手法のリアリティと詩的な叙情が同居する作品を撮る。社会からはぐれた者たち。寂…
旧 猪股邸 設計 吉田五十八 脈々と続く日本建築の様式。 古典をただ守り続けると、その時代の生活に馴染めずにきっと廃れてしまう。 ただ、木の良さ、畳の良さ、庭園の良さはきっと日本人のアイデンティティとしてどこかに組み込まれてるような気がしている。 畳と言ったらおおよその大きさ、肌触り、香りを想像できるように詳しく説明しなくても通じる温度感のようなもの。 それを時代に合わせて昇華させている凄さに触れました。