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吉野山

(地理)
よしのやま

奈良県吉野郡吉野町吉野山。
古くは鳥の囀りも聞こえないほどの静かで神秘的な山として、主に隠棲家や宗教家に好まれた。

歴史

  • 大海人皇子(天武天皇)は天智天皇崩御間際に吉野へ篭もり、天智天皇崩御後に吉野から出立して壬申の乱を起こした。
  • 南北朝時代(室町前期とほぼ重なる)になると、大覚寺統(南朝)の後醍醐院は吉野に朝廷を開いた。

文学

  • 『(今)とりかへばや物語』では政争の煩わしさを避けて吉野で隠棲している皇族「聖の宮」が登場する。
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八重桜・遅桜を詠んだ短歌2 「八重桜は異様ことやうのものなり」(兼好法師)と思う方もおいでかとは思いますが,私は考えを改めています.八重桜も見事です. 咲垂るる八重ざくら花ゆらぎ出でいや照りつつも重くしづまる 窪田空穂  いやはてに鬱金ざくらのかなしみのちりそめぬれば五月はきたる 北原白秋  八重ざくら春の名残りと散り頻(し)くに心は寄りて木の下に来つ 村松英一  ここに孤(ひと)りとなりゆくことの淋しさに今朝のひかりに咲く八重桜 柴谷武之祐

今満開の鎌倉極楽寺の八重桜.とても見事な花でした. 以前は,桜は一重.八重は邪道などと思っていましたが,そんなことはありませんね. しかし,中には,「桜は一重に限る」と思っておられる方もおいでになるように思います.徒然草の兼好法師がその代表でしょうか? 古今短歌歳時記では,徒然草の一節を引用して,「兼好は八重桜・遅桜には批判的である」としています. 徒然草一三九段 家にありたき木は、松・桜。松は、五葉(ごえふ)もよし。 花は、一重ひとえなる、よし。八重桜は、奈良の都にのみありけるを、この比ぞ、世に多く成り侍はべるなる。吉野の花、左近(さこん)の桜、皆、一重(ひとえ)にてこそあれ。 八重桜は異様…