楽しみにしていた映画『沈黙の艦隊』(2023年、監督:吉野耕平)を見てきた。原作はかわぐちかいじによる同名漫画、主演・プロデューサーは大沢たかお。原作を読み直して予習は万全。原作漫画の連載が始まったのは1988年であり、ソ連時代の東西冷戦が背景になっている。後に触れるが、映画の時代背景がぼんやりしているなと感じた。ほかにも原作は改変されているが、今の時代に映画化するにはこうなるのだろう。かわぐちかいじ作品の映画と言えば、『空母いぶき』(2019)という“前科”がある。当時、勇んで映画館に出かけたが、「カネ返せ」のレベルだったのはいまでは懐かしい思い出である。alltag.hatenablog.…