もう40年近く前になるか、エイズという病気で世界中がパニックになった。 ひと昔前のことだから、当然ながら若い世代はそのことを知らない。 この前のコロナ騒ぎで、シニアの記憶もそれに置き換わったに違いない。 が、エイズの記憶が薄れた背景には、日本人研究者の凄い業績があった。 その研究者の名前は、満屋裕明(みつやひろあき)さんだ。 業績を簡単に言えば、エイズの治療薬をアメリカの研究者と共に作ったこと。 が、アメリカの製薬会社が彼に無断で特許を取り、薬を高額で販売してしまった。 満屋さんはそれに怒った。別の薬を作り、今では5つ目の治療薬を世に出す予定だ。 彼は、ライセンスを企業に与える際には、適切な価…