この記事では、新谷かおる『エリア88』の魅力と当時の漫画界の熱量を、個人的な思い出とともに考察しています。(ネタバレなし) 持っている原作本はもうボロボロだ。それでも、何度でも読み返したくなる作品がある。 『エリア88』は、そのひとつだ。 舞台と物語の熱 物語の舞台は、中東にある架空の国・アスラン王国。その砂漠の奥地に存在する航空基地が「エリア88」だ。ここに所属する戦闘機パイロットはすべて傭兵であり、その中に一人の日本人パイロット、風間真がいる。いつか日本へ帰ることを夢見ながら、日々の戦いを生き抜いていく。その執念ゆえか、風間真はいつしか“一騎当千”のエースパイロットとなっている。 いきなり…