名古屋めし 下 はじめに 名古屋は関東圏でも関西圏でもありません。中山道で信濃や岐阜、飛騨から来た人が多くいました。私の母方の祖父母も飛騨から来ました。料理もそういった影響を受けています。今の名古屋弁も同様に、さまざまな言葉や文化が交じり合っています。 ウナギは関西風に腹開きにしますが、焼いた後の蒸すことはしません。うどんは赤醤油を使い、白醤油は使いません。現在はラーメン屋が非常に多く、汁が少ない油そばなどが出てきていますが、元来名古屋には日本そばの店は少なく、うどん屋が丼物なども扱っており、定食があり、地元の食堂のようでした。ラーメンも日本そばもうどん屋のメニューでした。 「名古屋めし 下」…