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名鉄3700系

(一般)
めいてつさんぜんななひゃくけい

初代
戦時中被災車の復旧用国鉄63形の割り当て車。20m級4扉2両編成10本が導入され、戦後の混乱期輸送に使用された。
しかし枇杷島分岐点周辺のカーブを曲がれない、そもそも導入当初は西部線(旧名岐鉄道区間)600V電化だったため入線不可(1948年に解消したが、前述の問題のため入線不可)等の問題があり、わずか3年で小田急電鉄・東武鉄道へ譲渡された。
2代目
名古屋鉄道の鉄道車両。
木造の旧型車両の車体更新車として1957年に登場した。車体は軽量の近代的な全金属車体だったが、流用された機器は旧式の釣りかけ駆動、非自動間接制御、75kw電動機4台など、本線運用にはいささか性能不足であった。1969年から廃車が行われ、8編成16両が高松琴平電気鉄道に譲渡され、同鉄道1020形となっている。しかし石油危機の影響で譲渡は1973年で中止となっている。同年から5編成10両が瀬戸線に600v仕様に改造の上、転属となり、1978年の同線の昇圧に伴い、再び本線系に復帰している。1991年までに一両を除いて廃車され、最後に残ったモ3716改造のク3716も1996年に廃車され、形式消滅している。琴電に譲渡された1020形も2004年には廃車されている。
名鉄で3700系を名乗ったのは3形式あるが、トミーテックの鉄道コレクションに取り上げられているのはこの2代目の3700系である。
3代目
1997年には3代目3700系が1993年に登場した3扉ロングシートの通勤形車両3500系の増備車として登場している。
夏には、ポケモンラッピング列車として運行することがある。

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