前回の岩屋古墳から戻って来て、向山丘陵の南側の2基へ向かいます。 寄棟屋根のあずまや、その後ろが向山4号墳の後円部。 全長64.5m・高さ10mの前方後円墳です。 向山4号墳向山丘陵の最も高い位置に所在するこの古墳は、全長64.5m、後円部37.5m・高さ10m、前方部幅28mを測る前方後円墳で、向山古墳群の中で最大の規模を誇ります。くびれ部の東側と前方部の南側に台状造出を設け、二段築成(後円部)の墳丘には葺石が巡らされていました。須恵器、円筒埴輪、形象埴輪(動物)、鉄鏃などが出土し、5世紀末~6世紀初め頃に造られたものと考えられます。 墳丘西裾の園路側から。左が後円部、右奥へ前方部。 見上げ…