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告別式

(一般)
こくべつしき

一般にお葬式と呼んでいる中で、「葬儀」の部分が、亡くなられた方の魂に対する「儀礼」(葬送儀礼)であり一般的には何かの宗教儀礼に則って執り行われているのに対し、「告別式」は社会に対する告知やお世話になった方への別れの「式典」であり、特に宗教儀礼は必要なく、スタイルも自由。又行うかどうかは喪主・葬家の判断でよい。現在のお葬式が、都市部を中心に戦後昭和30年代の高度成長期を経て、葬儀と告別式を同時に行うようなスタイルになってしまったために、葬儀・告別式の本来の意味も判らずに葬儀社任せで行われているのが現状。

判りやすい考え方は結婚式に当てはめると、「葬儀」は神前や教会で行う「婚儀」に相当し、「告別式」は「披露宴」に相当すると考えると良い。婚儀は身内だけで行われているのに対し、披露宴は友人・職場関係などに披露する式典であり、最近はレストランなどで自由なスタイルで行われていることが多いし、又行わない方も多い。同様に告別式も、家族中心の葬儀と切り離せば、場所もスタイルも自由であり、宗教儀礼は必要ない。

この考え方においては、前段の葬儀は家族・親族が中心となり、会葬者を意識する必要もないので、白木祭壇など余計な飾りを整える必要もない。

最近よく聴く「家族葬」も、ある意味「葬儀」だけを家族・親族のみで行う考え方であり、会葬者を呼ばないか、又呼んでもごく親しい特定の方のみで、故人を偲ぶ時間を大切にしたいという心情的現われでもある。

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