本を読めるのも、あとわずかかなぁ・・会社の3勤4休も、今月20日で終了になりそうです。そうは言っても、出かけることも多いので、なかなか読めませんでしたが(;^_^A ohitorisama-onsen.hatenablog.com ohitorisama-onsen.hatenablog.com 和田はつ子著「旅うなぎ」 今野敏著「特殊防諜班シリーズ」 和田はつ子著「旅うなぎ」 日本橋の一膳飯屋「塩梅屋」を舞台に繰り広げられる、人情とチョッとした捕物とといったシリーズものです。この本には、4編が収録されているというオムニバス形式です。 塩梅屋の元主人が残した看板娘、おき玖には、今は行方が分から…
伊勢海老恋し 和田はつ子/著 お話の中で見つけた「八はい豆腐」 豆腐をうどんぐらいの太さに切って、酒、しょうゆで味付けした鰹節の出汁であたため 葛でとろみをつけて仕上げたもの。 あつあつも、冷やしてもおいしいものらしい。 名前の由来は、出汁6、酒1、醤油1の割合で作ったからとか、 豆腐1丁で8人分(杯)できたから だとか。 初めて知る料理でしたが、これはHapoさん(母)にも食べられそうです。 江戸時代から続く料理から介護食をみつけるなんて~。 さっぱりしすぎているこの料理、 今までだったら気に留めることはなかったでしょうね。 八はい豆腐 さっそく干しシイタケも加えた出汁で作ってみました。 H…
★ 末國善己さんが、末國善己編『いのち』(朝日文庫時代小説アンソロジー、朝日文庫)の「解説」をお書きになりました。 ・『いのち』、朝日新聞出版、2021年3月30日発行、本体840円+税、ISBN:9784022649874 朝日文庫時代小説アンソロジー『いのち』 作者:朝井まかて,安住洋子,川田弥一郎,澤田瞳子,山本一力,山本周五郎,和田はつ子 発売日: 2021/03/05 メディア: 文庫 ※朝日新聞出版のHPも、ご覧ください。 publications.asahi.com
『聖女の肉』 和田はつ子/2007年/215ページ ミドサマー・イヴに起きた第一の殺人。首を切断され、逆さに吊された少女の胃の中から中世ヨーロッパの祭典でよく飲まれた祝杯ラムズ・ウールの原料が発見された。第二の殺人では、死体の前に聖スウィズンを奉るアップル・ボビングが置かれていた。中世ヨーロッパの儀式になぞらえた連続殺人事件に文化人類学者・日下部遼が挑む!戦慄のホラー・ミステリ。 (「BOOK」データベースより) 食肉のように首を切断され、逆さに吊るされた少女の死体が発見された。水野刑事はいつもの如く日下部に協力を仰ぐが、水野刑事の元恋人・柏木、日下部の親友・小倉も死体となって発見される。犠牲…
『多重人格殺人(サイコキラー)』 和田はつ子/1996年/237ページ 次々と発見される女性と幼女の死体。その頭からは、脳がえぐり出され、肉がそぎ取られていた。警視庁捜査一課の女刑事水野薫は、犯行の異常性から、民間の文化人類学者と組んで、犯人の心理分析(プロファイリング)に乗り出した。浮かび上がった連続猟奇殺人鬼の別の人格とは。多重人格を徹底取材し描きだす、戦慄の書き下ろしサイコスリラー!! (裏表紙解説文より) 犠牲者の頭蓋骨に穴を開け、脳を切り取る猟奇殺人事件が連続発生。捜査一課の水野薫刑事は、犠牲者の1人・結城みちると恋仲にあった文化人類学者・日下部遼と組んで調査を進めることに。みちるを…
23年12月の書籍雑誌推定販売金額は887億円で、前年比8.9%減。 書籍は483億円で、同7.5%減。 雑誌は404億円で、同10.0%減。 雑誌の内訳は月刊誌が354億円で、同8.8%減、週刊誌は50億円で、同17.9%減。 返品率は書籍が29.1%、雑誌が40.3%で、月刊誌は38.5%、週刊誌は50.4%。 週刊誌はマイナスと返品率が最悪な状況になっている。 おそらく24年は月刊誌はいうまでもなく、週刊誌の休刊も続出するであろう。1.出版科学研究所による1996年から2023年にかけての出版物推定販売金額を示す。 ■出版物推定販売金額(億円) 年書籍雑誌合計 金額前年比(%)金額前年比…
『鳥追い』 和田はつ子/2000年/284ページ 食い破られた喉、貪られた臓器、啜られた脳。女子高生の児島虹香はラブホテルで無残な死体となって発見された。しかも死体に残された体液は、未知の生物の物だった。『多重人格殺人』以来の文化人類学者・日下部遼と女性刑事・水野薫の名コンビが、この猟奇殺人の謎に迫る。類似事件が佐渡で起きたことをつきとめた二人。だが、そんな二人を嘲笑するように新たな連続殺人事件が起こる。死を呼ぶ「お鳥様」の伝説が今、蘇る。 (「BOOK」データベースより) 文化人類学者・日下部遼シリーズの一作。ハルキホラー文庫などでも展開しているこのシリーズ、サイコスリラーものかと思いきや、…
『ベイビー・セメタリー』 和田はつ子/2005年/220ページ 二人の子を持つシングル・マザーの水谷あすかは、中学の同窓生・金原雅人と再会し、彼の子供を身ごもった。だが、大富豪のひとり息子である雅人との結婚は金原家に反対され、子供を堕ろせば、五百万の慰謝料を払うといわれる。それでも子供を産もうとするあすかだったが、身近な人が次次と奇妙な死を遂げるようになり―。彼らの命を奪うものは何なのか。あすかが宿す赤ん坊の運命は―。戦慄のサイコ・サスペンス。 (「BOOK」データベースより) イギリス人の夫と別れ、双子の姉妹とともに実家へ出戻りした水谷あすか。彼女はとにかく不幸の星の下に生まれついており、本…
『虫送り』 和田はつ子/2000年/305ページ 北海道、井戸無村。そこでは生物農薬として使っていたてんとう虫が異常繁殖を始め、川魚を集団で襲うという怪現象が起きていた。そしてこの現象に疑問を持った人間が次々と怪死を遂げる。一方札幌では、虫の死骸とともに木箱に入った女性の白骨が発見された。村に研究のために滞在していた文化人類学者の日下部が見た悲劇とは…。虫に憑かれた男の狂気が生み出す戦慄のバイオ・ホラー。 (「BOOK」データベースより) 文化人類学者・日下部遼シリーズの一本。日下部は自身のルーツでもあるアイヌ文化を研究するため北海道へフィールドワークに赴き、井戸無村の名門・喜多川家に身を寄せ…
今月はなぜか「西遊記」月刊でした。中島敦の描く沙悟浄、それに触発されて万城目学が描いた猪八戒。そして月をまたいで今、読んでいるのは伊坂幸太郎「SOSの猿」孫悟空が重要な役割を果たしています。いや~!おもしろい!全く興味もなかった中国文学を覗くチャンスか?いや~「西遊記」止まりの気がしますが・・。 読んだ本の数:8余寒の雪 (文春文庫)の感想江戸庶民の和かながらも芯の通った長屋話・・と、思って読み始めたが、またひと味違った歴史を紐解くような短編集だった。「藤尾の局」の大奥の暮らしとその後「出奔」の御庭番「蝦夷松前藩異聞」のアイヌ民族との関わりなど興味深かった。今で言う「推し」も確かに江戸の町には…
『悪魔のワイン』 和田はつ子/2006年/215ページ 第一の殺人現場には、血痕がついたブドウ畑の絵葉書が遺されていた。第二の殺人は、毒入りワインによるものだった。そして第三の殺人では、被害者の頭部が切断され、ワインで煮込まれていた。次々に起きる連続殺人の鍵を握るのは、かつては薬酒だったといわれるワインなのか―。文化人類学者である日下部遼が、猟奇殺人の謎に迫る。戦慄のホラー・サスペンス。 (「BOOK」データベースより) 文化人類学者・日下部遼が主人公となるシリーズの一本。この作者のシリーズものは副題などが付かないことが多く、どの作品がどのシリーズなのか把握しづらい。ただ主人公が共通する点を除…