それは高知の端にある。 高知は東西に長い県であり、その南西の端のほうに『足摺岬』という場所がある。 なかなか美しい岬であり、四国遍路第38番札所である『金剛福寺』がある。 そこから車で10分ほど走ると、『唐人駄馬遺跡』は存在する。 唐人とは異人のことで、駄馬とは平らな場所という意味らしい。 縄文時代から弥生時代にかけてこの地に人々が暮らす集落があったことが遺跡から分かっている。 言葉の意味のままとると、海の向こうからやってきた人が拓いた集落跡ということか。 6000~7000年前の貴重な土器や装飾品などが出土している貴重な遺跡である。 そしてこの唐人駄馬と言えば巨石群である。 世界中に散らばる…