病院の業務の一環として、コロナワクチン集団接種の問診の担当を先日行いました。このように書きますと、医療の先頭に立って、頑張っているように見えてしまいがちですが、もちろん、病院で行われている業務の一環で集団接種に対して医局全員で協力するという方針に基づいて、担当医の一人としてこなしてきたに過ぎません。集団接種を担当して、感じたことを触れてみたいと思います。 まずは、集団接種を行うまでの準備段階からです。この準備が徹底しているからこそ、担当医は単に問診のチェックに専念し、可否の判断とともに、注射後の観察の指示などを適切に出すことができました。集団接種を実施するためには、事前の自治体行政側の接種県の…