A. 普通は、そういうものです。低音になるにつれ、声が大きくなっていく人は、いないでしょう。声を深いポジションでとっていくことです。喉声にせず、声の邪魔をしないで巻き込んでいきましょう。
A. 基本的には違います。そのまま高音へもっていける場合もありますが、 喉声を避けようとすると、頭の方へしぜんと移っていくのが、しぜんです。 ポジションをどこにとるのか、バランスをどうつくるのかという問題です。 低い高いに左右されずに、バランスを考えるのです。この両方でとっていくのが理想です。
A. ぜんそくをもっていても歌を歌っている人はたくさんいます。 ヴォイストレーニングとは、普段より体調が悪いときに、 いかに切り抜けられるかということのためでもあるのです。 体調が悪いなら悪いなりに、自分の身体に合わせてその身体を使えるところまでコントロールする技術を身につけることです。もちろん、体調は、専門家の指示に従ってください。
A. 低音に関しても、無理になら結構出せますが、喉声、喉でつくったような声になります。音楽的に使うことになると難しいでしょう。せりふでは、息声なども出せるから、その判断が難しくなりますが、音域では捉えないでしょう。
A.あまり声の使い方にとらわれると、かえって難しくなると思います。喉声でも生声でもよいので、自信を持って、その場の空気を支配するつもりで行ってください。歌い手が、世界で1番うまいと自分のことを鼓舞してステージに出るのと同じです。心意気みたいなものが決め手となります。
A. どちらも、定義のあるわけではないので、トレーナーなど、それを使う人の感覚によって判断され使われているようです。かつては地声も、喉声だから使ってはいけないというように注意されたケースもありました。あまり用語にとらわれないようにとお答えするしかありません。
A. 喉頭が上がるのは、喉頭挙上筋によります。それが緊張します。舌の位置が上がり、共鳴腔が狭くなります。舌や喉にも力が入ります。硬い声、細い声、響かない声、生声、つまりは、喉声といわれる声になりやすいのです。
赤ちゃんは、腹式呼吸と大声の発声の見本として、よく取り上げられています。小さな体であれだけの大きな声が出るところで、体、呼吸の使い方の一体の感じの例として、最適なのでしょう。でも、喉声ですから、よい声とはいえないでしょう。 似た例では、ライオンの吠える声も、ときどき例として、使われています。最近も、ある歌手が動物公園で研究する姿が放映されていました。 何事からも学べますが、学ぶところをしっかりと設定することです。人から聞いたからといって、まねをしているだけでは学べません。