Periptus,wikimedia, CC 表示-継承 4.0, リンク 先日、奈良の喜光寺で双頭蓮が咲いたと記事があった。 これは一本の茎に二つの蕾が付き、背中合わせに花を咲かせる突然変異なのだそう。 そして古くから良いことが起こる前触れで「瑞蓮」ともいい、日本書紀にも記述がある。 皇明帝7年(535)秋7月、舒明天皇7年(635)7月、皇極天皇3年(644)6月、などなど。 いつぞや、あるお寺の門をくぐると、門の陰に蓮の大きな葉と 花の終わった花芯が目に留まった。 まだ午後の蒸し暑いさ中で、葉の緑が一服の涼のように沁みてくるようだった。