嚥下

今回の「生き物にまつわる言葉を深掘り」のテーマは、「嚥」です。 「嚥」という漢字の意味や用例、語源などについて、以下の目次に沿って深掘りしてみました。 「嚥」の意味 「嚥」の読み方 「嚥」の字源・由来 「燕（ツバメ）」との関係 「燕（つばめ）」の字が持つ意味: ヒナの給餌の様子: 「嚥」と「嚥下」の違い 嚥下（えんげ） 嚥（えん） 「嚥」の関連語・熟語 「嚥下」の英語表現 まとめ 「嚥」という漢字について、意味、読み方、語源・由来、関連語などを解説します。 「嚥」の意味 飲食物などを飲み込むこと。 「嚥」の読み方 「嚥」の訓読みは、「の-む」「のど」です。 「嚥」は、常用漢字ではないため、日常…

Ａ. ヴォイストレーニングやしゃべること、歌などは、舌を使いますから、その筋肉が鍛えられます。それが衰え、舌の中央部分が凹まず、盛り上がると、食べ物が舌の左右に落ちて、スムーズな嚥下が妨げられ誤嚥になりやすいです。高齢者によく見られます。スプーンでのトレーニングなどを行うところもあるようです。

朝ドラのNSTの解説と嚥下機能評価 1月行く，2月逃げるとはよく言ったものです．2025年になった早々に新年のご挨拶と思っていたら，あまり流行には敏感でないにもかかわらず，インフルエンザAに罹患してしまいました．折角の長いお休みで，現在抱えている仕事（8月に医歯薬出版から出版予定の「口腔装置治療」の原稿を集中して書きまくるぞと意気込んでいたのですが，集中して眠りこけてしまいました． 皆さんは朝ドラご覧になっていますか？主人公の「米田 結ちゃん」が管理栄養士になった「大阪新淀川記念病院（ほんまにありそうな名前やねぇ，松下記念病院，淀川キリスト病院，等々）」の管理栄養士になって活躍するお話が今日5…

今回は、脳幹の働きについてお送りします。 脳幹は私たちが生きていくために大切な働きをしています。 皆さまの参考になれば幸いです。 ＜脳幹の働き＞ 脳幹は、中脳、橋（きょう）、延髄からなり、呼吸、心拍、嚥下、体温調節など、生命維持に深くかかわる重要な働きをしています。 中脳は覚醒の維持や感覚や運動をコントロールに関係する働きをしています。 橋は、運動に関する情報を大脳から小脳に伝える役割を果たしています。 延髄は嚥下や呼吸、心臓の動きをコントロールする働きをしています。 ＜脳幹が障害されるとみられる症状＞ ・感覚障害、運動失調 ・意識低下 ・呼吸障害 ・嚥下障害 ・血圧不安定 など ＊重症の場合…

今回は、喉はアラフォーから鍛えた方が良いというお話をお送りします。 皆さん、飲み込みの力って高齢者にならないと低下しないと思っていませんか？ 実は違うんです！ 分かりやすくお話していきますね。 ＜日本人の死因 第3位は「肺炎」＞ 近年、肺炎で亡くなる人が増え、2011年に 日本人の死因の3位に躍り出ました。 この背景には、誤嚥性肺炎で亡くなる高齢者が 増えたことが関係しています。 誤嚥性肺炎にならないためには飲み込みの 力を低下させないことが大切ですが、 実は飲み込みの力は40代前後から 徐々に低下し始めているのです。 ＜喉はアラフォーから 衰えています＞ 飲み込みの力の低下は、高齢者だけの …

今回は、女性より男性の方が嚥下障害になりやすいというお話をお送りします。 どうして男性の方が嚥下障害になりやすいのか、分かりやすく説明していきますね。 ＜嚥下障害は女性より男性に多い＞ 喉の老化は個人差も大きいのですが、女性よりも男性の方が明らかに喉が老化しやすい傾向にあります。 実際に、嚥下障害は女性よりも男性に圧倒的に多いです。 これは、解剖学的に男性の方が女性よりも 喉が下がりやすいことが関係していると 言われています。 ＜喉ぼとけが下がると嚥下障害になりやすい＞ 男性は女性に比べて喉ぼとけが低い位置に ありますし、老化による喉ぼとけの位置の 下がり幅も女性よりも大きいのです。 喉ぼとけ…

今回は、おしゃべりと嚥下障害の関係についてお送りします。 おしゃべりって嚥下機能（飲み込みの機能）にとっても大切なんですよ！ 皆さまに分かりやすくお話していきますね。 ＜おしゃべりと嚥下機能は関係あり＞ おしゃべりと嚥下機能は関係なさそうですが、おしゃべりする人の方が嚥下機能が低下しにくいと言われています。 これは、発声に関わる器官と嚥下に関わる器官がほぼ共通しているためです。 おしゃべりが好きでよく話している人と、口数が少なくほとんど話さない人では、喉の使い方に大きな差があるのです。 ＜女性はおしゃべりだから嚥下障害になりにくい＞ 一般的に女性にはおしゃべりが好きな人が多く、男性よりも会話を…