初めての仕事に取り組むことや初めての職場に勤めることは、リスクです。知らないことが多いので、不安になってしまいます。 羽生善治さんは、著書「大局観」(角川新書 2011年)の中で、新しい作戦を考えたら本番でそれを試すリスクを冒さないと、プロ棋士としての成長が止まってしまうと述べています。 リスクを取らないことは最大のリスクである 同じ戦法を手堅くとり続けることは、安全なやり方に思えるが、長期的に見ると進歩がなく、最も危険なことなのです。ライバルも進歩しているのです。 そうは言いつつも、やみくもにリスクを冒せば良いと言うことでもありません。手堅さも必要なのです。 将棋界では「鍛えの入った一手」と…