「さわしかのつのおつる」 と読みます。 オス鹿の角が落ちる頃となりました。 メスの鹿は角が生えませんが、 オスの鹿は一年に一度、 角が根元から自然にポロっと取れて、 春にはまた新しい角が生え始めます。 「麋」(さわしか・び)とは、 「なれしか」という大型の鹿のことで、 一般的には 「ヘラジカ」や「トナカイ」の仲間と されています。 「麋角」(びかく)とは、 「なれしか」のオスが持つ角のことで、 春に生え始めて枝分かれし、 冬に大きくなった角は抜け落ちます。 「ヘラジカ」は、人の手のひらのように 平たくて大きな角を有する 欧州では「エルク」、 北米では「ムース」と呼ばれる シカ科の動物です。 北…